1: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:36:47.31 ID:D2mVpxON
ザワザワ ザワザワ
ルビィ「でね~。その時、お姉ちゃんがー」モグモグ
花丸「へー。ダイヤさん、大胆~」モグモグ
善子「...」ポチポチ スッスッス
善子「...あら?ちょっと、え、うっそ」ポチポチ
ルビィ「?」モグモグ
花丸「どうしたの?」モグモグ
善子「好きだったブログが404なんだけど!」
ルビィ「あちゃー。ご愁情様~」
花丸「404?」モチャモチャ
ルビィ「ブログが無くなっちゃったって事だよ」
花丸「へー」
善子「ほんっと、信じられないんだけどー!」グデッ
2: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:37:32.60 ID:D2mVpxON
善子「これから、何を楽しみに生きていけば...」シクシク
花丸「ねぇねぇ、なんで無くなった事を404って言うの?」モグモグ
ルビィ「え?えっとね...インターネットでサイトが無くなった時」
ルビィ「なんでか知らないけど、この数字がサイトに表示されるの」
花丸「ひえー。不気味ずらー」
善子「不気味なんてもんじゃないわよぉ...」
善子「現代社会において、この数字より不吉なものはないってレベルよ」ズーン
ルビィ「相当ダメージ受けてるね...」
3: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:38:13.13 ID:D2mVpxON
善子「ここ最近、私の好きなブログがどんどん404になってて...」
善子「黒魔術はネットからも拒絶される運命なの!?」
ルビィ「黒魔術についてのブログだったんだ...」
花丸「怪しい事書いてたから、消されちゃったんだよ」モグモグ
善子「...深淵を覗いてしまった者は、深淵に導かれる運命なのね」
花丸「無情ずらなぁ」
ルビィ(よくわかんないや)
4: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:38:43.45 ID:D2mVpxON
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キンコンカンコーン
ザワザワ ザワザワ
ルビィ「ピギャァ~~!」
花丸「ど、どうしたの...?」モグモグ
ルビィ「や、やられた...」スッ
善子「あ、404」モグモグ
花丸「消えちゃったんだね~」
5: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:39:11.36 ID:D2mVpxON
ルビィ「どう言う事なの~!」
ルビィ「原宿系ファッションサイトが駆逐されてるよぉ」ピギィ
善子「...まだましじゃない」
善子「占い、黒魔術系列はとっくに404なんだから...」
花丸「大変ずらねぇ」
ルビィ「404削除騒動の煽りが、いつか来ると思ってたけど」
ルビィ「いざ消えるとショックだよ~」
善子「まだ序章よ~。これから、どんどん消えていくんだから」ズーン
ルビィ「ヒィ~~ッ」
花丸「経験者は、語る。ずらなぁ」
6: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:39:40.34 ID:D2mVpxON
善子「でも、服飾系のコンテンツも消え始めるとはねぇ」
善子「不人気コンテンツから、ネットで消えるとは聞いてたけど...」
ルビィ「原宿系は不人気じゃないよぉ」
ルビィ「黒魔術より、ずっとず~っと、人気だもん」
善子「ちょ、そ、そんな事ないし!黒魔術だって人気だったし!」
ルビィ「真っ先に消えたじゃん」
善子「ぐぬぬ...」
7: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:40:12.40 ID:D2mVpxON
ルビィ「あ~ぁ。おしゃれの幅が狭まったよぉ...」ポチポチ
ルビィ「ネットから消されないファッションって何だろう...」
善子「とりあえず、ゴスロリは消され始めてるわ」
花丸「なんかわかる気がする」
善子「そういや、ネットに生き残りそうなファッション10選とかあったわよ」
ルビィ「本当?URLちょうだい」
善子「うん」ポチポチ
花丸「う~ん」モグモグ
8: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:40:52.93 ID:D2mVpxON
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ガラッ
花丸「...」ヒョコッ
ガラーン...
花丸(図書係もいない。怠慢ずら) トコトコ
9: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:41:35.54 ID:D2mVpxON
花丸「...今日は何を読もうかなぁ」ボソッ スッ ポス
花丸「ふむ...」ペララララ... トスッ
花丸(二人ともネットで自分の好きな情報が消えちゃったなら) スッ ポスッ
花丸(その事が載ってる、本を読めばいいのに) パララララ
花丸(本ならずーっと消えないし、趣味の世界に没頭できるずら) ペラッ
花丸「発行日2007年かぁ。ちょっと古いかも」スッ トスッ
花丸(鮮度は、インターネットに負けるけど...) スッ ポス
花丸(それでも、価値ある情報に溢れていると思う) パラララ ペラッ
花丸「ん。これにしよっと」
11: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:42:09.00 ID:D2mVpxON
花丸(世界の流行に自分を染めていくべきか...) トコトコ
花丸(過去にすがり、自分らしさに引きこもるべきか...) ガタッ ボスッ
花丸(オラはとりあえず、後者を選び...) ペラッ
花丸(今日も今日とて、読書にふけるのであった) ペラッ
花丸(な~んてね) フフッ
12: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:42:41.23 ID:D2mVpxON
ガラッ
花丸「!」
果南「お、マルじゃ~ん」
花丸「か...果南ちゃん?」ポカーン
果南「何さ。驚いて」
花丸「あ、いや...珍しいなって...」アセアセ
果南「わからんでもない」
13: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:43:13.07 ID:D2mVpxON
花丸「どうしたの?」
果南「ネットで魚を調べようと思ったんだけど~」
果南「404になっちゃっててさー」ポリポリ
花丸「なるほど」
果南「マル、図鑑どこにあるか教えてよ」
花丸「了解ずらっ」ガタッ
14: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:43:53.54 ID:D2mVpxON
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果南「これこれ、こいつだよー」
花丸「デバスズメダイ?」
果南「可愛いよねー。熱帯魚として人気なんだよ」
花丸「へー」
果南「このページ、写真撮ってもいい?」ゴソゴソ
花丸「うん。大丈夫だよ」
果南「本屋と違って気前がいいねー」ゴソゴソ
花丸「あっちは売り物だから、撮っちゃダメだよ」
15: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:44:26.47 ID:D2mVpxON
果南「これでよしっと」パシャ
花丸「目当てのものが見つかって、よかったずら」
果南「じゃ教室に戻るね」ガタッ
花丸「うん。本はオラが片付けとく」
果南「サンキュー」トコトコ
果南「ん」ピタッ
花丸「ん?」
16: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:45:10.26 ID:D2mVpxON
果南「てか、図書室でマルぼっちなの?」クルッ
花丸「うえ?...えっと、まぁ」アセアセ
果南「ふーん」
果南「...」
果南「やっぱり、もうちょっと、残っててあげる」トコトコ
花丸「え、え。いいよぉ...そんな」
果南「気にしない、気にしない」 ガタッ ボスッ
果南「ほら、隣座って。図鑑読むよ。色々教えてあげる」ポンポン
花丸「う、うん!」
17: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:45:52.88 ID:D2mVpxON
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キンコンカンコーン
ザワザワ ザワザワ
善子「断然AK47ね」モチャモチャ
ルビィ「えぇ。P90の方がかわいいよぉ」モグモグ
花丸「AK47?」モグモグ
善子「マシンガンの話よ」
花丸「鉄砲...あ、戦争物の小説で出てきてたね」
ルビィ「そうだ。花丸ちゃんに決めてもらおうよ!」
ルビィ「画像を見せてどっちが可愛いか決めてもらおっ」
善子「銃の善し悪しは見た目じゃないし...」
ルビィ「えー。じゃあ、AKよりもP90の方が可愛いって事でいい?」
善子「そ、それは卑怯よ!」
18: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:46:24.26 ID:D2mVpxON
善子「待ってなさい...一押しを見せてあげる」ポチポチ
ルビィ「ルビィも~」ポチポチ
花丸「ずら~」モグモグ
善子「よしっ!これでどうだ!」ビシィ
花丸「可愛い...とは?」
善子「かぁ~~!こいつ、わかってない!この渋さを!」
善子「この銃床、むき出しのアモ!銃と言えばこれっていう王者の風格~!」
ルビィ「ハマったね、善子ちゃん。花丸ちゃんは初心者」ポチポチ
ルビィ「だから、見せるべきは...これだぁ!」ビシィ
花丸「あ~。キティちゃんだー」
19: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:47:03.51 ID:D2mVpxON
善子「キティちゃんデコなんて、卑怯~~!」
ルビィ「ストラテジーだよ。善子ちゃん」
花丸「はは...キティちゃん成分が強めだけど」
花丸「ルビィちゃんの方が可愛いと思うずら」
ルビィ「勝った」
善子「納得できない...」
20: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:47:32.12 ID:D2mVpxON
花丸「二人とも、鉄砲とか詳しかったんだねー」
花丸「意外ずら」
善子「今のトレンドがミリタリーだもん」
ルビィ「ファッションも迷彩柄とか増えてきたよね~」
花丸「あー。迷彩のホットパンツとかよく見る」
善子「エロいわよね」
花丸「エロいずら」
21: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:48:08.72 ID:D2mVpxON
善子「ネットでもさ、黒魔術は消えちゃったけど」
善子「軍事黒魔術ってジャンルが新しく出来てさぁ」ポチポチ
善子「これなんか結構本格的で...」スッ
ルビィ「何、これ?」
善子「武器錬成とオートディフェンスの陣よ」クックック
善子「この魔法陣だけで、アメリカ海軍1小隊の威力があるの!」
花丸「え~?嘘くさー」
善子「あるのっ!実績だってあるんだから!」
ルビィ「あはは...」
22: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:48:46.58 ID:D2mVpxON
善子「ていうか、ルビィ。さっきのやっぱ納得できない!」
善子「あとで部室で多数決で勝負よ!」
ルビィ「惨敗するだけだよー?」ケラケラ
善子「有識者の意見が尊重されるべき」
ルビィ「ま、いいけど~」ニヤッ
善子「~~!余裕そうなのが、腹たつ~!」
キャッキャ! ワイワイ!
花丸「...」モグモグ
23: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:49:17.26 ID:D2mVpxON
花丸「ん」クルッ
コンド コールオブデューチ~ シヨ~ イイヨ~
花丸「ん」クルッ
ヌマヅニ ミリタリーショップ デキタンダッテー イコイコー
花丸(世界が...一つの方向に向かいつつある)
24: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:49:53.69 ID:D2mVpxON
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---
ペラッ
果南「これはどう思う?」
花丸「スズメダイの仲間かな?」
果南「お、せいかーい。分かるようになってきたじゃん」
花丸「へへへ」
果南「こいつも、群れると綺麗でさ~」
果南「沖縄のダイビングで見た時は感動したよ」
花丸「へー」
25: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:50:24.33 ID:D2mVpxON
花丸「魚群を作る魚って聞くと、『スイミー』を思い出すずら」
果南「あーねー。教科書に乗ってたやつだよね」
花丸「うん」
果南「私、あの話嫌いなんだよねー」
花丸「えー、意外。万人受けする話だと思うし...」
花丸「何より、果南ちゃんの好きな魚の話だよ?」
果南「ん。まぁ、そうなんだけど~」
26: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:51:08.78 ID:D2mVpxON
果南「あれってさ、黒い魚が目になって赤い魚に指示を出して」
果南「大きな魚を追っ払う話じゃん?」
花丸「うん、大筋は...」
果南「子供ながら、あり得ないな~って思ってたんだよね」
花丸「あり得ない?」
果南「魚群を作る魚ってね、実はリーダーがいないんだよ」
27: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:51:34.52 ID:D2mVpxON
花丸「え。じゃあ、リーダーがいないのに...」
花丸「どうやって、魚達はあんな綺麗な群れを作れるの?」
果南「それはね、魚が3つの行動プログラムに沿って動いてるからなんだ」
果南「1つ、隣の魚と泳ぐこと」
果南「2つ、一定の距離感覚を取ること」
果南「3つ、同じ方向に泳ぐこと」
果南「この3つを守ると、ああいう綺麗な群れになるんだよ」
花丸「へー」
28: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:52:06.10 ID:D2mVpxON
果南「だからね、先頭を泳いでる魚がリーダーって事もないし」
果南「後ろを泳ぐ魚に指示を出してる訳ではないんだ」
花丸「勉強になるずら」
果南「そのことを『スイミー』の時に、先生に指摘したら」
果南「なんかわかんないけど、怒られちゃってさ~」
花丸「あはは...」
29: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:52:48.05 ID:D2mVpxON
花丸「リーダーのいない魚群...かぁ」
果南「ん?どうしたの?」
花丸「えっとね。最近、みんな同じ方向に向かってる気がして」
果南「同じ方向?」
花丸「うん。ルビィちゃん達がね、最近ミリタリーにハマりだしてて」
花丸「で、よく耳を傾けてみたら、クラス中そんな雰囲気で...」
果南「あー。私も鞠莉達にサバゲー誘われるなぁ。最近」
30: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:53:35.37 ID:D2mVpxON
花丸「なんだか、それが異様な感じがして...」
果南「んー。そうかなぁ?考えすぎじゃない?」
果南「流行って、いつもそんな感じじゃん」
花丸「そうなんだけど...」
果南「でも、あれかなぁ」
果南「今じゃネットもミリタリー以外、ほぼ404だし」
果南「目にする機会も多くなってきたから、流行ってきたのかも」
花丸「今、ネットってそんな事になってるんだ」
果南「もう魚で調べても、サバイバル釣り術しか出てこないよ~」ゲラゲラ
31: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:54:18.66 ID:D2mVpxON
花丸「オラ、なんだか怖いずら」
花丸「みんなが間違っている方向に進んでそうで」
花丸「同じ方向に進んでいる事に疑問を感じてなさそうで」
果南「マル...?」
果南「あ。そうだ」ポンッ
花丸「?」
果南「ダイビング。ダイビングしようよ」
果南「そういった、モヤモヤ気持ちも吹っ飛ぶよ?」ニカッ
32: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:54:48.45 ID:D2mVpxON
花丸「でも、オラそんなお金持ってない...」
果南「平気平気。友達料金にしとくって~。レッスンも無料!」
花丸「それに、そんなに泳げないし...」
果南「ダイビングに泳ぐ力なんてほとんど必要ないよ」
花丸「本当?」
果南「うん。それに私が隣につくからさ」
花丸「...なら、ちょっと挑戦してみたいかも」
果南「うむ。じゃ、今週の土曜日ね。よろしく」
花丸「うん!」
33: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:55:14.50 ID:D2mVpxON
--- --- --- --- ---
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---
梨子「次の歌の曲調はマーチングにしようと思うの」
花丸「行進曲?」
千歌「お、いいねぇ!」
曜「確かに、歌詞も自分の愛と戦うって感じだし~」
鞠莉「合いそうね」
梨子「うん!で、サビの部分はアップテンポにして...」
梨子「強弱をつけた感じにしようと思うの。伴奏だけど、流すね」ポチッ
34: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:55:42.71 ID:D2mVpxON
チャラタッタ~~♪ チャラタッタッタ~~♪
千歌「ふんふん...うん!いいよ!これ」
ダイヤ「転調の部分を詰めれば、かなりいいと思いますわ」
ルビィ「ルビィは裏にスネアドラムの音を入れたらいいと思う!」
千歌「それ採用ぅ!」ビシッ
梨子「評判でよかった~。じゃあ、これベースで進めるわ」
35: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:56:37.51 ID:D2mVpxON
善子「衣装や振り付けも考えないとね~」
曜「やっぱマーチングって言ったら、イギリスの近衛兵しょ~」カキカキ シュババ
果南「コノエヘー?」
曜「こんな感じ!」ジャンッ
善子「描くのはやっ!」
果南「あ、あぁ、コノエヘーね。知ってたわ」
ルビィ「可愛い!」
花丸「くるみ割り人形みたいずら~」
曜「そうそう!」
36: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:57:18.48 ID:D2mVpxON
曜「基本、赤と黒ベースでかっこよくして~」
曜「3種類トンマナ合わせた軍服を作り上げるよ」
千歌「よろしくっ!」
ルビィ「善子ちゃんの分は、袖なしにしとくね?」
善子「ヨハネ!てか、そ、そんなに脇見せたいわけじゃないしっ!」
37: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:57:47.76 ID:D2mVpxON
ダイヤ「振り付けはどうします?」
鞠莉「マーチングだし、動きに統一感持たせたいよね」
果南「そだねー。ステージ横長だし、横一列の見せ場も欲しいかも」
ダイヤ「なるほどですわ...」カキカキ
鞠莉「梨子、この曲の盛り上がりは徐々にヒートアップするのよね?」
梨子「そのつもり。あ、でもスネア入れてパレード風にするなら...」
梨子「ラストはスネアだけのフェードアウトで、終わる寂しさも表現したいかも...」
ダイヤ「余韻を残す感じですわね。なおさらサビは爆発させないといけませんわ」
38: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:59:00.21 ID:D2mVpxON
鞠莉「サビで銃型のクラッカーとか打つのどう?バーン!ハート撃ち抜くぞー!」
花丸「銃...」
ダイヤ「無理ですわ。近衛兵が持っているのはリーエンフィールド」
ダイヤ「銃も長いですし、そんな小道具を持ってては踊りにくいですわ」
果南「お。さすがに詳しいねぇ」
ダイヤ「ま、まぁ...最近、よく目にするので...」
鞠莉「うーん。いい案だと思ったんだけど~」
40: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 01:59:42.02 ID:D2mVpxON
ワイワイ! キャッキャ!
花丸「...」
花丸(それは、緩やかにだけど)
花丸(オラ達をそちらに進ませている気がした)
41: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:00:27.72 ID:D2mVpxON
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ブクブクブク...
花丸「...」コヒューコヒュー
果南「...」チョンチョン
花丸「?」バタバタバタ
果南「...」ニコッ チョイチョイ
花丸「!」
花丸(わぁ~。綺麗ずらぁぁ~!) ブクブクブク~
大きい魚「...」スイスイ
小さい魚「...」チョコチョコ
42: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:01:12.41 ID:D2mVpxON
果南「ん」
果南「...」チョンチョン
花丸「!」
花丸(魚の群れずらぁ~。これも綺麗~)
果南「...」キョロキョロ
果南「...」ヒョイッ
花丸(ん?小石なんて持ってどうしたんだろう?)
43: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:01:56.73 ID:D2mVpxON
果南「...」ポーイッ
花丸「ん!」ブクブクブク
魚の群れ「!」
ブワワワワワワワワ!!!! キラキラ! キラキラ!
花丸「!」ブクブク!
花丸(魚が一斉に散らばった!!)
花丸(大量の魚の鱗で光が反射して...)
キラキラ キラキラ...
果南「ふふふ」ニコニコ
花丸(すごい...神秘的ずらぁ....)
キラキラ キラキラ...
44: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:02:29.31 ID:D2mVpxON
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ザザーン... ザザーン...
花丸「ずら~...」ポケー
果南「はい、マル」チョン
花丸「冷たっ!うえ...ラムネ?」
果南「サービス。一緒に飲もっ」ニコッ
花丸「ありがとうずら~」
45: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:03:14.48 ID:D2mVpxON
花丸「ング...ング...」ゴクゴク
果南「よっこらしょっと...」ストン
果南「で。どだった?」グビッ
花丸「すっごい綺麗だった!」プハーッ!
果南「でしょー」
花丸「図鑑の写真より、ずっと綺麗だった!」
果南「だよね~」
46: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:03:46.34 ID:D2mVpxON
果南「私も最初は驚いたよ~」
果南「ゴーグル越しの海が、青だけの世界だと思ってた海が」
果南「こんなに色とりどりなんだ~って」
花丸「うん。びっくりしたずら!」
花丸「やっぱり、本だけの世界じゃ...」
花丸「知らない事もたくさんあるんだね!」
果南「そんなに喜んでくれると、誘ったかいあったよ」
47: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:04:20.07 ID:D2mVpxON
花丸「果南ちゃんが小さい魚の群れに、小石を投げたでしょ?」
花丸「あの後、キラキラした魚がブワワーってなるのも」
花丸「すごい綺麗だったずらぁ~」
果南「はは。あれね~」
果南「魚をびっくりさせちゃうから、あんまりしないんだけど」
果南「すごいよね~。一方向に進んでた魚達が」
果南「一瞬でその場から消えちゃうんだもん」
花丸「神秘的だったずら~」
48: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:04:56.38 ID:D2mVpxON
果南「あの動きもね、規則性がないわけじゃないんだよ?」
花丸「そうなの?」
果南「うん。群れの魚は、前話した3つの約束で動くんだけど」
果南「危険を察知した魚だけは、別の動きができるの」
花丸「ウンウン」
果南「でね、後ろや隣の魚は、3つの約束で同じ動きをするから」
果南「個々に散り散りになるんじゃなくて、回避した最初の魚と同じ進み方をして」
果南「パニックにならずに、安全に、かつ滑らかに小石を避けることができるの」
花丸「そうだったんだぁ...」
果南「最後尾を進んでた魚なんか、小石が落ちた事すら気づいてないのかも」ケラケラ
花丸「...」
49: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:06:01.71 ID:D2mVpxON
花丸「果南ちゃん」
果南「ん?」
花丸「オラ前に、みんなが危ない方に進んでるって話、したよね?」
果南「うん。言ってたね」
花丸「オラが、その危険を察知した魚の一匹になったら...」
花丸「みんなは付いてきてくれるかな?」
果南「んー」
花丸「正直に言ってくれていいよ?」
50: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:08:37.91 ID:D2mVpxON
果南「ん。はっきり言うと、今のままじゃ難しいね」
花丸「...そっか」
果南「私達は魚じゃなくて、人間だからねー」
果南「人間はリーダーの指示で動く。前を歩く人間に協調する」
果南「マルが色々な事に気がつく事は、みんな知ってるけど」
果南「年も若いし、リーダーって感じじゃないしね」ポンポン ヨシヨシ
果南「世界がやばいーってマルが騒いでも」
果南「みんなは、『この子何言ってるんだろ?』ってなるかも」
花丸「オラもそんな気がする...」
51: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:13:30.10 ID:D2mVpxON
花丸「でもね、どう考えても、オラの危険だっていう警告音が」
花丸「鳴り止まないんだずら」
果南「そっかぁ。うーん...」
果南「じゃあ、もしこの先、危険な世の中になったら」
果南「私がマルに付いていくよ」
花丸「...本当?」
果南「うん。私、考え方が魚だから」
果南「しっかり、私の隣を泳いでね?そしたら、付いてく」ニコッ
果南「で。みんな続けーって、先導してあげる」
52: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:14:28.36 ID:D2mVpxON
花丸「果南ちゃん...」ウルウル
果南「ほら、そんな情けない顔しないで。おいで」フワッ
果南「ハグ、しよ?」
花丸「果南ちゃぁん!」ガバッ
ラムネ瓶: ゴロンゴロンッ...
花丸「オラ、怖いずらぁ!」ギュゥ~
花丸「みんなが、みんなじゃなくなるみたいでっ!どうしよぅ!」
果南「マルは考えすぎなんだよ~。何で泣くの~?」ヨシヨシ
花丸「だって、だって、うわぁぁんっ!!」
54: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:15:02.65 ID:D2mVpxON
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花丸(それから月日は経って...) トコトコ
花丸(果南ちゃん達はそれぞれの道へ) トコトコ
花丸(新しい学校に編入したオラや、千歌ちゃん達も卒業して) ピタッ
花丸(オラは大学の図書室で、本を読んでいる)
花丸「『情報の多様化を考慮した情報伝播のモデル化とシミュレーション』」スッ パサッ
花丸「2009年9月...404削除騒動の起きる前の論文か...」ペラッ トコトコ...
55: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:17:28.89 ID:D2mVpxON
花丸「よっこらしょ。どれどれ...」ギシッ ペラッペラッ
花丸(404削除騒動...その発端は大手サーバー群がテロで破壊された事から始まる)
花丸(サーバーの絶対数が減少した事による、情報の軽量化と精査が必要になったのだ)
花丸「ふむふむ...」
花丸(...ネットの成熟期を迎えていたその時) ペラッ
花丸(そこは技術進歩に対し、使用者のリテラシーが追いつかず)
花丸(武装された悪意と、偽装された情報にまみれていた)
花丸(情報の精査はいわば、いつか訪れる必然の行為だった)
花丸「うげ。数式が書いてあるずら...ちゃんとメモらなきゃ...」ペラッ
56: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:18:41.60 ID:D2mVpxON
花丸(しかし、その行為を裏で糸を引いていたコミュニティがあった)
花丸(のちに、世界中で軍部のクーデターを引き起こし)
花丸(報道管制の掌握をもってして、一般人に知られる事なく完了した)
花丸(オラがどうして、それを知っているか...?それは秘密ずら)
花丸「ん。これずら」ペラッ
花丸「情報が多様化している時、情報の伝達速度と意思決定能力は低下する」
花丸「それは、イノベーターからコミュニティに対しての影響力の低下を意味し」
花丸「また、その情報の価値は内容に関わらずフラットになり下がってしまう」
57: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:19:46.46 ID:D2mVpxON
花丸「すなわち、逆にするならば」
花丸「提供される情報が一つだけならば、その伝達速度は加速し...」
花丸「個人の情報検索においても、それに関する知識しか得られない時」
花丸「その知識の価値は上昇し、その知識を多く保有するイノベーターの力は」
花丸「最大と化す...」パサッ
花丸「この現象だ。404削除騒動の裏で、この現象が起きていたんだずら...」
花丸「だから、みんな...そして、今も...」
58: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:20:21.56 ID:D2mVpxON
教授「おや、国木田」
花丸「あ、先生。お疲れ様です」
教授「今日、学徒は東京で軍部のシンポジウムに参加だろう?」
花丸「足が痒いので休みました」
教授「痒い~?いかんねぇ~」ヒョイッ
花丸「あ」
教授「情報の多様化...あぁ、旧ネット時代の論文か」
59: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:20:59.20 ID:D2mVpxON
教授「あの頃のネットは雑音が多すぎたし、嘘も多かった」シミジミ
教授「SNSという不健全なコミュニティで、精神を磨耗していた」
教授「何人の人間が、あれで心を病ませたか」
花丸「先生は、今のネットの方が健全だと思いますか?」
教授「そりゃそうだろう」
教授「いらない情報は全てなくなった。違うかい?」
花丸「...」
花丸「オラもそう思います」ニコッ
60: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:22:38.63 ID:D2mVpxON
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カタッ...カタ カタッ...カタ カタ...ターン
花丸「キーボード、辛いずらぁ」
花丸「論文の内容もよし。メール送信完了っと」
花丸「あとは向こうが、使える情報としてくれれば...」
花丸「あ、そうだ」カタカタ カタカタ...
61: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:23:19.29 ID:D2mVpxON
花丸「...いぶ。検索っと...」カチカチ
パソコン:『らぶらいぶ』検索結果:1件
パソコン:ラブライブ!公式サイト
花丸「お~。まだ残ってるずら~!」カチカチッ
花丸「!」
パソコン:404 Not Found
花丸「...」
花丸「いらない情報...そんなわけないずら...」
花丸「オラ達の青春を...何だと...」ギリッ
62: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:24:03.05 ID:D2mVpxON
ピロリロン!
花丸「んあ!返信早いなぁ」カチカチ
花丸「ふむふむ...お、ペイバック案の中で活用するかぁ」
花丸「ん?」
メール: P.S. Sorry, could not stop that. Please be with you.
<< 追伸。止められなかった。ご無事で >>
花丸「そっか...」
花丸「同志だけでも避難できてるといいけど...」
63: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:24:42.21 ID:D2mVpxON
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ビュゥ~...
花丸「寒い...もう冬だよぉ」トコトコ
ポスター:I want YOU! for JAPAN ARMY! パタパタ...
街宣車『住みよい国にする為に~!立ち上がれ~』ブーン...
花丸「末期だなぁ」トコトコ
64: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:25:20.99 ID:D2mVpxON
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ザザーン... ザザーン...
ザッザッザ
花丸「海...」
花丸「東京は、あっちだよね」クルッ
花丸「ダイヤさん、情報通りなら間に合ってるけど...」ギュッ
65: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:26:15.62 ID:D2mVpxON
ザザーン ザザーン
花丸「海かぁ...」
花丸「果南ちゃん、元気かなぁ」ボソッ
???「お、マルじゃ~ん」ザッザッザ!
花丸「ふぇ!?」クルッ
果南「やっぱり~。マルじゃ~ん!」ハァハァ ガサッ
花丸「か、果南ちゃん!?」
66: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:26:46.69 ID:D2mVpxON
果南「何さ、驚いて」
花丸「だ、だって、海外にいたはずじゃ」
果南「なんか向こうで戦争はじまりそうだったからさー」
果南「帰って来ちゃった」
花丸「そ、そっか」
果南「えー。もっと喜んでよー」バッ
花丸「喜んでるよぉ!」ハグゥ~!!
果南「おほほ~。はげし」
キャッキャッキャ!
67: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:27:49.70 ID:D2mVpxON
花丸「って。帰ってくるなら。連絡くれればよかったのに」
果南「何言ってんの、メッセージ系もうアウトじゃん」
花丸「あ。そうだった」
果南「鞠莉とかにも連絡取れなくて、困ってんだよね~」
花丸「だよね。鞠莉ちゃんはイタリアだし...」
花丸「でも日本にいるメンバーなら、連絡取れるツールがあるずら」
果南「本当?」
花丸「うん。あとで、USBに入れて持ってくね」
果南「助かる~」
花丸「みんな元気にしてるずら~」
果南「うわー。楽しみ~。誰とも連絡取れなくてさー」
68: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:28:17.95 ID:D2mVpxON
花丸「で、今は日本で何やってるの?」
果南「コレ」ガサッ
花丸「...ゴミ拾い?」
果南「うん。秋冬はダイビングのお客さんも少ないし」
果南「ていうか、レジャーにくる雰囲気じゃないし...」
果南「海岸の清掃活動中」
花丸「えらいずら~」
果南「でしょー」フフン
69: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:28:44.34 ID:D2mVpxON
果南「それにさ、ほら」ヒョイッ
花丸「薬莢だね」
果南「戦争中の東南から、潮に乗って来たんだろうなぁ」
果南「やっぱ、こういうの見たくないじゃん?」ゴソゴソッ
果南「来てくれた人には、綺麗な海を感じて欲しいっていうか?」
花丸「立派ずら~」
果南「でしょー」フフン
70: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:29:32.11 ID:D2mVpxON
果南「マルは?」
花丸「オラは大学生」
果南「お、確かに。垢抜けた?」
花丸「そうかなぁ?」
果南「メガネとか、超かわいいよ」
花丸「へへへ」クイクイッ
果南「おー。インテリ~」
71: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:30:00.24 ID:D2mVpxON
果南「また時間できたらさぁ。ダイビングしようよ」
果南「秋でもスーツを着れば、できるんだよね」
花丸「友達価格で?」
果南「う...えっと...できれば、えっとー...」ツンツン...
花丸「うそうそ。ちゃんと払うずら」ケラケラ
果南「察してくれて、助かるよー」
72: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:31:02.96 ID:D2mVpxON
果南「なんだかんだAquas全員で潜るってなかったからさ」
果南「みんなで潜りたいんだよねー」
花丸「あー。楽しそう」
果南「とすると、どうやって鞠莉に連絡をとるかが...」
ドゴーン...!
花丸「っ!」バッ! クルッ!
果南「ん?」チラッ
73: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:31:31.63 ID:D2mVpxON
果南「え...何...あれ?」
花丸「...キノコ雲」
モクモクモクモク...
果南「嘘...関東じゃん...」
花丸「...」
74: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:32:49.63 ID:D2mVpxON
果南「や、やばいよ!ダイヤがっ!」
花丸「多分大丈夫。逃げてると思う」
果南「そんなことわかんないじゃん!」
花丸「わかるんだよ。オラ、レジスタンスに協力してるから」
果南「レジスタンス?それって、世界中の軍と反抗してる...?」
花丸「情報共有をしてるだけの関係だけどね」
花丸「もらった情報で、皆んなを安全な場所に逃してるんだよ」
果南「ほ...」ポカーン
75: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:33:28.58 ID:D2mVpxON
花丸「果南ちゃん」
果南「う、うん」
花丸「オラ、一緒にダイビングをしたあの日から」
花丸「Aquasの中で、みんなの前に立てる様に努力したの」
果南「...」
花丸「さっきみたいな危険な状況が起きる時...」
花丸「真っ先にオラの意見で、みんなが動いてくれる信頼を勝ち得たの」
果南「マル...?」
76: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:35:12.86 ID:D2mVpxON
花丸「あの時、果南ちゃんが本当の事を言ってくれたおかげずら」クルッ ニコッ
花丸「お魚みたいに、グループ内の関係は上下関係ないって甘んじてたら」
花丸「助けられる人も、助けられなかった」
花丸「オラは今、自分の行動が間違ってないって自信を持ってる」
果南「マル...」
77: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:38:46.02 ID:D2mVpxON
果南「で、でもレジスタンスは他の国では、処刑対象でも...」
花丸「知ってる。でも、オラがみんなを導くためには情報が必要なの」
花丸「404で隠されていない情報が...」
花丸「果南ちゃん。だから...果南ちゃんも...」
花丸「どうか、オラの隣で付いて来て欲しい...」
果南「...」
果南「覚悟を、決めろって言うんだね?」
花丸「オラの道で、絶対に生き残らせるずら」
果南「...わかった。泳ぎ切ろう」コクッ
78: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:39:50.40 ID:D2mVpxON
花丸(...これが、オラ達を巻き込んだ戦争の始まり)
花丸(オラ達に戦争を止める力はない)
花丸(ただ、デスマーチを進む国民の群れの中で)
花丸(自分が勝ち得た情報を元に)
花丸(降ってくる小石を避けるだけ)
花丸(ここは404によって人が盲目の魚群と化した世界)
花丸(404ディストピア)
79: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:40:34.88 ID:D2mVpxON
花丸「404ディストピア」 終わり
82: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 02:51:43.13 ID:QTtAvPnY
花丸と果南の戦いはこれからだ!
84: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 03:43:50.54 ID:RYYyslT8
面白かった!
91: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 10:28:20.77 ID:x6OEJgSV
淡々とまわりがおかしくなっていく感じがめっちゃおもろかった
92: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 10:47:07.83 ID:ZGTc/rvo
面白い
よくできてるお話
でもしっかりと足が痒いから休むずらもあって大好き
かなまるいいぞ
96: 輝きたい名無しさん 2018/09/18(火) 15:13:55.27 ID:656F4BED
面白かった。
伊坂幸太郎思い出したわ
引用元:http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1537202207/
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