【SS】すみれ「ミッドナイトラプソディ」【ラブライブ!スーパースター!!】|ラブライブ!まとめちゃんねる!!

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【SS】すみれ「ミッドナイトラプソディ」【ラブライブ!スーパースター!!】

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1: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:50:24.42 ID:rmp0pLt0
恋「改めて……すみれさん、お誕生日おめでとうございます」

すみれ「ありがと、恋。楽しかったわ」

恋「いえいえ、私は何も。サプライズパーティというものに全く縁がなかったので、かのんさんたちにお任せするばかりで……お恥ずかしいです」

すみれ「ふふ、まさか恋が鼻眼鏡を付けてケーキを持ってくるなんてね。あれはちょっとの間私のスマホの待ち受けにしておくわ」

恋「いつ撮ったのですか!? 消してください! 今すぐに!」バタバタ

すみれ「嫌よ。過去最高に面白い恋を消すわけないじゃない」

恋「うう……千砂都さんが『きっとすみれちゃん、喜んでくれるよ』とは言っていましたが……恥ずかしいです……」

すみれ「いや、ほんとに面白かったわよ。喜んだ喜んだ」クスクス

恋「喜んでほしかったのですが、笑われたいわけではないのです!」

すみれ「あはは、ごめんごめん。でもこうやって、皆でふざけられるようになって良かったわ」

恋「え?」

2: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:50:50.54 ID:rmp0pLt0
すみれ「出会った頃はあのお堅い生徒会長だった恋と、今こうやってバカやって笑って、皆でケーキ食べて。私はよかったなって」

恋「……それは……私も……そう思います……」

すみれ「ふふ。恋が一人ぼっちにならなくて良かった」

恋「……ありがとう、ございます……」

すみれ「言っとくけど、私だけじゃないわよ。可可も、かのんも、千砂都も。みんなそう思ってる。恋がLiella!に入ってくれて、良かったって」

すみれ「恋を独りにしないで、良かったって」

恋「……はい……」グス

すみれ「え!? あ、ちょ、ちょっと恋、泣いてるの!?」

恋「ふぇぇえ……ないてません……」グスグス

すみれ「泣いてるったら泣いてるじゃないの!? ほら、ちょっとタオル、まだ使ってないのあるから、これで拭きなさいってば」

3: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:51:41.22 ID:rmp0pLt0
恋「うぅ……皆さん優しすぎます……私、こんな……あんなに……ひどい態度をとっていたのに……」グスグス

すみれ「もういいのよそれは! 恋だって辛かったんだから! ね? ずっとがんばってきて、心も疲れ切ってたの! だから、しょうがないったらしょうがない!」

恋「ふぐぅ……」ズビズビ

すみれ「だぁめだこれ……恋、ほら、とりあえず帰りましょう」

恋「すみれさぁん……」

4: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:52:01.76 ID:rmp0pLt0
──葉月家 恋の部屋

恋「すみませんでした……」

すみれ「いや、良いのよ……。変に地雷をついた私も悪かったんだから」

恋「どうも過去のことを突かれると自然と涙腺が……」

すみれ(ドラマでも見たことないような波乱万丈な人生をおくってきてるから当然っちゃ当然か……)

すみれ「もう気にしてないって。むしろ良かったの? 今日恋の家泊まっちゃって」

恋「いえ、私が引き止めたのがすべての原因ですから……すみれさんの親御さんは大丈夫ですか? 急に一泊することになって……」

すみれ「ああ、ウチなら大丈夫。ちょっとまあ準備はしてたっぽいけど、明日食べればいいし。びーびー泣く生徒会長さんを放っておけないでしょ?」

恋「すみません……」

5: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:53:30.30 ID:rmp0pLt0
すみれ「いいのいいの。そういえば恋、プレゼントなにくれたの?」

恋「!」

すみれ「確か皆千円くらいっていう約束で決めたのよね。いい案だと思うわ。発案は千砂都?」

恋「は、はい……すみれさんも貰って気楽ですし、私たちも予算が決まってると色々考えやすいですし……」

すみれ「そうよね。さすが千砂都。しっかりしてる」

恋「そうですね。千砂都さんは頼りになります」

すみれ「で、恋は何をくれたの? 開けていい?」

恋「え! あ、いえ……その……」

すみれ「目の前で開けられるの、恥ずかしい?」

恋「い、いえ! そういうわけではないのですが! いえ、恥ずかしくないといえば、嘘になります!」

すみれ「ふふん。じゃあ開けちゃお」シュルシュル ガサガサ

恋「あっ、ああ……!」

8: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:53:55.35 ID:rmp0pLt0
すみれ「ん……これは……カード……じゃなくて……チケット……?」

恋「……」コクン

すみれ「あ、裏になんか書いてある。毛筆で……恋、字綺麗よね」

恋「……」フルフル

すみれ「えっと……『何でも言うことをきく券』……?」

恋「……」コクン

すみれ「……恋、大丈夫? 耳真っ赤よ?」

恋「お恥ずかしいです……その……こんな、ちっぽけな紙切れで……」

すみれ「いや……それはいいんだけど……これは一体……」

9: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:54:38.57 ID:rmp0pLt0
恋「色々と考えたのです……すみれさんに似合うアクセサリーにしようかなと……」

すみれ「へぇ。いいじゃない。でもそうしなかったの?」

恋「……可可さんが。『渋々ではありマスガ、すみれに似合うアクセサリーを作ってビビらせてやるデス!』と……」

すみれ「ほー……」

恋「で、アクセサリーは止めて、バレッタのような髪留めならどうかと考えたのですが──」

すみれ「あら、いいじゃないバレッタ。でもそうしなかったのね」

恋「……千砂都さんが。『すみれちゃん、髪綺麗だけど練習の時ちょっと邪魔そうにしてるし、可愛い髪留めあげようかな!』と……」

すみれ「ああー……なるほど。さすが千紗都」

10: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:54:40.63 ID:WKVeCk8/
すみれんはいいぞ

11: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:55:06.49 ID:rmp0pLt0
恋「で。今度は少しいいところのお菓子にしようかなと思ったのですが──」

すみれ「いいわね、お菓子。……でもそうしなかったのね?」

恋「かのんさんが。焼き林檎を作ると言っていて……」

すみれ「あの子ケーキと一緒に焼き林檎を出してきてたけど、めちゃくちゃ美味しかったわね……」

恋「……で……八方塞がってしまいまして……」

すみれ「で、こうなったと」ピラ

恋「はい……悩んで悩んで……結局、こうなりました……これで許してください……そもそも私、誰かに誕生日プレゼントを贈るなんて、初めてなのです……」

12: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:55:30.41 ID:rmp0pLt0
すみれ「ふぅん……そうなんだ」

恋「はい……」シュン

すみれ「ふーん……」

恋「……」

すみれ「……」ジーッ

恋「……あの、すみれさん……?」

すみれ「ねえ、恋」

恋「はい?」

すみれ「これ、今使っていいの?」

13: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:56:10.37 ID:rmp0pLt0
恋「……え?」

恋(じーっと私の作ったなんとも言えない完成度の紙片を見つめていたすみれさんは、瞳に爛々とした光を宿しながら言いました)

すみれ「今、使ってもいいの?」

恋「え、あ、はい、それは、もちろんそうですが……」

恋(私の答えに瞳の光は一層輝きを増しました。あ、なんでしょうこの感覚。とっても嫌な予感がします……)

すみれ「……じゃあ今使うわ。恋、ぎゅってしていい?」

恋「……へっ!? えっ!? あ、あ、え、その!?」

恋(思いがけないすみれさんの提案に、私はただ奇声を上げることしかできません。というか、一体何を──!?)

すみれ「ほら、いくわよーっ」

恋「わっ、わっ……!」

恋(あたたかい。最初にそう思いました。次にいい香り。そう思いました。すみれさんの腕が、私の背中に回り込んでいきます)

14: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:56:36.27 ID:rmp0pLt0
恋「わっ……ぁ……」

すみれ「ありがと、恋。たくさん考えてくれて、嬉しいわ」

恋(すみれさんの顔が私の顔のすぐ横にあって、暖かい吐息が首筋をくすぐって、力が抜けそうになってしまいます)

恋「ひゃ……あ……いえ……あ……はい……たくさん考えました……。だ、だって……だって……」

恋(ごくんと、緊張してカラカラになってしまった喉で、なんとか唾を呑み込んで、自分の気持ちを伝えようと四苦八苦します)

すみれ「恋。好きよ」

恋「だっ──」

恋(心臓というものは、総拍動数が決まっているそうです。つまり、たくさんドキドキしてしまうと、早く死んでしまうことになります)

恋(すみれさんとお付き合いする前もですが、お付き合いしてからというもの、私の心臓は誰よりも早く限界を迎えてしまいそうです)

すみれ「ね、今日は一緒に──寝ましょ?」

15: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:57:20.42 ID:rmp0pLt0
恋「はっ──いっ」

恋(すみれさんは私をぎゅうと抱きしめられたまま、イチゴより甘くて、ジャムのようにとろりと優しい言葉を容赦なく浴びせます)

恋(ち、違います。今日はすみれさんの誕生日です。私がこんな、ふわふわ幸せになっている場合ではありません。私がすみれさんにイチゴジャムをぶつけないと)

恋「す、すみれさんっ」

すみれ「なぁに?」

恋(緊張してひっくり返った私の声は、すみれさんの温かくて優しい声に包まれます)

恋「わ、私も──お慕いしております……ええと、つまり──すみれさん、大好きです」

16: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:58:06.36 ID:rmp0pLt0
すみれ「っ」

恋(背中に置かれた手が、ぴくりと動きます。それと同時に、は、と息を呑んだすみれさんの声。なぜかそれはとても艶やかで、お腹の奥のほうが少しとろんと熱くなります)

すみれ「恋……」

恋「はい──」

すみれ「ん──」

恋(すみれさんの呼びかけが、何を意図するのか。もう何も知らない私ではありません)

恋(私の顔の横にあったすみれさんの顔が離れて、一瞬視線が絡み合います。すみれさんの目は、この世界で何よりも美しく煌めき、輝いていました。まるで夜空でもっとも輝く月のように)

恋(ほんの少し、顔を傾けて、唇を唇に重ねました。心臓は人類史上最速の天寿を迎えるためにはしゃぎ始めます。ああ、美しい月を前に死んでもいいとは、こういうことなのでしょうか)

恋(早く死んでしまうなら、すみれさんも一緒がいい。同じように、人類史上最速の天寿を二人で迎えたい。同じ鼓動の速さを、すみれさんも──)

すみれ「……れん」

恋「ここに……居ます」

17: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:58:45.84 ID:h1NYIw+S
既に付き合っていた!

18: ときめきたい名無しさん 2023/09/28(木) 23:59:27.15 ID:rmp0pLt0
恋(ああ。知っている。貴女に出会う前の、頑なで意固地でお利口な私ではないから。ほんの少し蕩けた声で私を呼ぶすみれさん。私のお腹の奥の熱を、もっともっと熱くする魔法の声)

すみれ「恋──っ」

恋「んっ──んぅ──!」

恋(すみれさんの舌が私の口の中に入ってくると同時に──羽織っていた薄いピンクのガウンを剥ぎ取られ、私の両肩が露わになります)

恋(私に残されたのは、もうちっぽけなワンピースのパジャマと、ブラジャーとショーツだけ。すみれさんに口を犯されながら、服を脱がされることが──)

恋(こんなにも、こんなにもお腹を熱くすることを──すみれさんは、知っているのでしょうか?)

すみれ「んっ──は、ぁ──……」

恋「ふぁ……ふ……っ」

恋(すみれさんの舌が、私の口の中を蹂躙します。すみれさんが、私の舌先に触れて、ぺろりと舐めて──そのまま、まるで私の舌を溶かそうとするかのように、粘っこく、執拗に、絡みついてきます)

恋(息が上がってくる。ダンスの練習でも。走り込みでも。こんなに息は上がらない。すみれさんに口内を犯されて、それがこんなにも苦しくて気持ちいい──)

すみれ「は……ふ……」

恋「ぁ……は……」

19: ときめきたい名無しさん 2023/09/29(金) 00:00:50.62 ID:ywXL1C0M
恋(不意に、すみれさんは我に返ったように、私の口の中から出て行ってしまいます。寂しい、と思ってしまう私は、もうどうにかなってしまっているのだと思います)

恋(舌を蕩かせあう口づけだったことを証明するように、私の唇とすみれさんの唇の間に、銀色の糸が繋がっていました)

すみれ「ご、ごめ、恋──私──」

恋(すみれさんが謝罪の言葉を口にしてしまって──その糸はぷつりと切れてしまいました)

恋「ん──」

恋(私の、とも、すみれさんの、とも言える、私の唇に残る糸の残滓を、私はぺろりと舌を出して舐めてみます。できる限り、私の知る限りの、淫らさで──)

すみれ「れ、ん──あんた、どこで──」

恋(もう一押し。すみれさんは優しくて、最後の理性を自分から崩すことはない。だから、いつも私が、すみれさんを絡めとるのです。理性は崩すものではありません。理性は、溶かすものなのです)

恋「すみれさん──」

20: ときめきたい名無しさん 2023/09/29(金) 00:01:56.56 ID:ywXL1C0M
恋(自ら両肩にかかる紐を解きます。しゅるり、ぱさりと白いワンピースのパジャマが足元に布切れとなって、もう私が纏うものはブラジャーと、ショーツだけです)

恋「私──もう──」

恋(今だけは、自由でいたい。結ヶ丘も。スクールアイドルも、Liella!も、お母さまの記憶も、願いも、何もかも捨て去って、ただの葉月恋でいたい。すべてをすみれさんにみせたいから──)

すみれ「恋──……!」

恋(……ブラジャーを外した両手は、そのまま自分のショーツに伸びていきます。でも、決して自分では脱ぎません。この世でたった一人しか、触れることを許さない場所に、私は指を這わせます)

恋(メロングリーンのショーツの向こう、私の、たった一人のために存在するそれにショーツ越しに触れた瞬間、どうしようもなく、淫らで、淫靡で、ふしだらな音がしました)

恋「こんなに、濡れているんです」

恋(私のここは、すみれさんのイメージカラーを濃く汚していて──すみれさんの眼が、妖しく輝くミラーボールのようにぎらぎらと光りました)

すみれ「恋──今夜は寝かさないから」

恋(ああ──ほんの一夜の──危険で淫らで熱い夢が始まる──)

恋「はい──何でも言うことを、ききますから──……」

恋(黙って立ち上がって、部屋のライトを消してくれたのは、きっとすみれさんの最後の理性で。振り向いたすみれさんは、私をベッドの上に押し倒していました)

31: ときめきたい名無しさん 2023/09/29(金) 09:38:29.51 ID:VEhDWI6Z
ドストレートど真ん中のミッドナイトラプソディたすかる

34: ときめきたい名無しさん 2023/09/29(金) 18:33:39.88 ID:ywXL1C0M
すみれ「恋……ッ」

恋「あ──っ」

恋(ぎしり、とベッドのスプリングが軋んだかと思うと、私はすみれさんに両足を持ち上げられて、はしたなく濡らしたそこを、見せつける格好になりました)

すみれ「う、わ……」

恋「あ……ぁっ」

恋(顔から火が出るほど恥ずかしい。でも、薄昏い喜びも、同時に湧き上がってきます。世界で一番好きな人に、こんなに恥ずかしくて、でも、こんなに貴女が好きだという気持ちを、見せつけることができたから)

すみれ「恋……ここ、すご……」

恋「うううぅ……!」

恋(足を持ち上げられて、抵抗なんて何一つできないまま、ただずっと濡れた私のそこを目で犯されて──どうしようもなく、お腹の奥から全身に、どろどろとした熱が這いまわっていきます)

すみれ「ほんと濡れやすく……なったわね──ほら……」

恋「あっ」

恋(布越しに、触られて。ちゅぷり、ちゅぷり、聞くことすら恥に思えるような音が、私の股の方から鳴っています。すみれさんの指がショーツ越しに私のそこに触れる度、ぴくり、ぴくりと私のそこが震えます)

35: ときめきたい名無しさん 2023/09/29(金) 18:34:27.72 ID:ywXL1C0M
恋(脱がされたい。抵抗できないまま、すみれさんの好きなように、私の意思なんてまるっきり無視されて、乱暴に脱がされて、私のソトもナカも、全てを滅茶苦茶にして欲しい)

恋(それと同時に、もっともっと焦らされたい。そう思っている私もいるのです。すみれさんのぎらぎらした、けれどそのサディスティックな表情に、ただ弄ばれたい──そういう私も、確かにいます)

すみれ「恋──」

恋「はっ──ぁっ──んっ……ぅ」

恋(静かな私の部屋の中。ただ響き渡るのは、すみれさんが私の名前を呼ぶ、熱っぽい声。ぐつぐつと百度に達しても沸騰できない水のような私の声。くちゅり、ぐちゅりと人として恥ずべきような、淫らな粘度の高い音──)

恋(すみれさんはショーツ越しに指の腹でなんども甘く弱い刺激を私のソコに加えつつ、もう片方の手が私の下腹部に触れて──指先が触れたその場所に、めらめらと情欲の炎が宿っていきます)

恋(ああ、抱かれたい抱かれたい抱かれたい。下腹部。お臍。そのままお臍の上を撫でられて──)

恋(そして人差し指が、胸の谷間の真ん中で止まります。ちょうど、私の、胸の先端を結ぶ、その一直線上で──)

恋「す、みれ、さ──」

すみれ「ん?」

恋(指がそこで止まってしまう。違う、そうじゃないのです。そのまま横に、まっすぐ動かしてほしい、そうすれば、私の全てを引きずり出してしまう貴女の指は、私の胸の先に──!)

恋「すみれ、さんっ──な、んで──ふ……ぅっ」

すみれ「んー……?」

36: ときめきたい名無しさん 2023/09/29(金) 18:35:21.52 ID:ywXL1C0M
恋(指はすりすりと、鎖骨の方に上がっていって──腋へ降りて、今度は胸の──下の方へ。まるで私の胸を囲うように、すみれさんの指がここが私の縄張りだ、と言わんばかりにくるくると囲いまわり続けます)

恋(その縄張りの外縁から、中心部に向けて、指が灯してくれる情欲の炎が延焼していきます。でも、でもその炎は、私の一番好きなところに、届かなくて、もどかしくて)

恋「すみれ、さんっ──う、うぁ……そこじゃなくて──っ」

すみれ「恋、じっとして……? ほら、恋、見て、聞いて……?」

恋「え……?」

恋(抱かれたい、滅茶苦茶にしてほしい、脱がされたい、犯されたい──それだけで埋め尽くされている私の頭の中は、すみれさんの言葉でほんの少し理性を取り戻します)

恋(私の耳に届いたのは、ベッドのスプリングが軋む音。なぜ? すみれさんは私の大切な場所を、静かに指で撫でているだけ。どうして──そう思って、私は軋む音の場所に目をやって──)

恋「え、あ、なん、で──や、です、見ないで──」

恋(我が目を疑う──そういう状況とはまさに、このことなのでしょう。私の腰が、へこ、へこ、と情けなく上下に動いています。みっともなく足を持ち上げられ、胸の先端に触れてほしくて、身体が我慢できなくて──腰が、情けなく、動いていて──)

恋「や、いやです、こんな、わたくし──ちが、いやです、ちがうんです──」

すみれ「恋の好きなところ、ここよね?」

恋「ちが──ッ」

37: ときめきたい名無しさん 2023/09/29(金) 18:35:48.00 ID:ywXL1C0M
恋(何が違うというのでしょうか? 何が嫌だというのでしょうか? 触れられたくて仕方ないくせに。好きなように弄ばれたいくせに。どうして私は嘘っぱちの、清純で淫欲を知らない少女でいたいと思ってしまうのでしょうか?)

すみれ「ほら──ここ」

恋「あ……まって──わたくし、いま──!」

恋(縄張りを見回っていた指が、突然に胸の先端目指して、ゆび、が──)

恋「い”っ──」

恋(全身が痺れる。へこへこ動いていた腰から、弓のようにしなります。頭の中ではしゃぼん玉が弾けるように、何かがぱぁんと弾けます)

すみれ「恋、ほら──ここ……こうやって──指先で……」

恋「や、だめっ ひっ、う、わた、くし、おかしく──とめっ」

恋(嫌じゃない。駄目じゃない。おかしくなりたい。止めないでほしい。すみれさんの指先でかりかりされるが、私は好きです)

すみれ「恋──」

恋「あ、あっ 両方、同時、は、あ、まって、だって──」

38: ときめきたい名無しさん 2023/09/29(金) 18:36:14.99 ID:ywXL1C0M
恋(足を下ろされて、もう片方の、私の愛液で湿ったすみれさんの指が、私の、もう、かたほうの──)

恋「う”あっ」

恋(両方の──両方の、ちくび、が、すみれさんの手で、指で好きなように弄られていく。指先でかりかりされて、ち、くび……の周りを、ずっと指でくるくる焦らされて──ぎゅ、と先端をつぶされて──)

恋「あっ、あ──すみれ、さ──っ わた、くし──」

すみれ「一番好きなの、やってあげるから──イって?」

恋(耳元でささやかれて、私は理性のかけらもなく、次のすみれさんの動きに期待で胸を躍らせます。ああ、わたくしのだいすきなすみれさんに、わたくしのだいすきな──)

恋「はい──イ、きます──」

恋(むにゅ、と。親指と中指で乳輪をぐっと広げられます。そうされると、乳首はぴんと自分の場所を主張して──こりこりと固くなりました。その乳首の、先の先──)

すみれ「恋、すきよ」

恋「あ──はっ──」

39: ときめきたい名無しさん 2023/09/29(金) 18:36:40.29 ID:ywXL1C0M
恋(乳首が指に堕とされるより先に、耳元に降り注ぐすみれさんの声が先に、私の頭を堕とします。すき、というその単語で、また頭の中でしゃぼん玉がぱぁんと弾けます。ちかちかと白くなるあたまのなかに──)

恋「あ”──イ、きま、わた、くし、い”──っ」

恋(すみれさんの人差し指が、私の乳首に触れて、そのまま、かりかりって、ゆびで、ひっかかれて──)

恋「イっ──ぅぅうううう!」

恋(あたまの中で、まっ白な火花が、ぱぁん、ぱぁん、と、ひらめいて──また、わたくしのからだは、弓なりに──しなりました)

40: ときめきたい名無しさん 2023/09/29(金) 18:37:00.87 ID:ywXL1C0M
恋「は……ぁ……ぁ……」

すみれ「恋、ほら──腰、上げて」

恋(ただ言うとおりに、私は腰を上げます。その瞬間、ずるりとショーツが脱がされて、私は文字通り、一糸纏わぬ姿になっていました)

恋(情欲の炎は、治まらない。とろとろと、すみれさんの指を待つ私の秘所は、淫らな蜜を溢れさせているのですから)

すみれ「……恋の匂いがする」

恋「……っ」

恋(幾度かの軽い絶頂に加え、深い絶頂を迎えた私の秘所と蜜は、淫らな雌の香りを漂わせています。すんすん、と匂いを嗅ぐすみれさんの姿に、私は自分の淫らさにただただ恥ずかしさを覚え、そしてそれが──)

恋(どうしようもなく、むらむらと、どろどろとした淫欲が溢れていきます。そしてそれは、すみれさんに抱かれたいという、気持ちに繋がっていきます)

恋「すみれさん──……わたくしを──抱いてください」

すみれ「……言われなくても」

41: ときめきたい名無しさん 2023/09/29(金) 18:37:41.59 ID:ywXL1C0M
恋(すみれさんの眼が妖しくきらめいたかと思うと──私は足をがばりと開かされました。膝を曲げて、まるで下品な体育座りのような……)

すみれ「恋……ほんと……ここ……」

恋「ひゃ──う……っ」

恋(すみれさんは耳元でささやきながら、指で秘所をなぞります。今度は布越しじゃなくて、直に触れられて──)

すみれ「ほら、くちゅくちゅって──まだ、指、膣内に挿入れてないのに──凄い音……」

恋「はやく……っ うぅ──ぁぁぁ……ッ」

恋(すみれさんが欲しい。すみれさんの指が欲しい。すみれさんの愛が欲しい。欲しくて、欲しくて欲しくて欲しくてたまらなくて、私の膣内がきゅうきゅうと切なくなってしまいます)

すみれ「恋──ん……」

恋「ひゃい──? んっ……」

恋(一瞬の出来事──。すみれさんが私の耳元から顔を離すと同時──今度は唇と唇が重なりました。あ。来ます。たぶんきっと、この世で一番好きな、しゅんかん──)

恋(すみれさんを求めてきゅんきゅんと切ない膣内に、ゆっくりと、あの待ち焦がれた、すみれさんの──ゆ、び……が……)

42: ときめきたい名無しさん 2023/09/29(金) 18:38:25.97 ID:ywXL1C0M
恋「ふぁ……あぁぁあぁぁ……」

恋(唇を少し開いて、すみれさんの口の中に、私は自身の声を漏らします。この声は、すみれさんにしか聞いてほしくないから、すみれさんの体の中に直に届けたい)

恋(私の膣内をすみれさんの指が奥へ奥へと、私のお腹の奥、その熱源へと確実に、緩やかに近づいていきます。恐ろしく幸せで、こんなに幸せでいいのかと思って怖くなる)

すみれ「ひぇん──すき──」

恋「ふ……ぁ……ひ……んっ……」

恋(すみれさんの指をしっかりと咥え込んだ私は、すみれさんからの愛の言葉を受けて、もう何も考えられなくなります。抱かれたいという欲望を叶えられ、愛を囁かれているその強烈な多幸感だけで──)

恋「ん……ん──ぅッ!!」

恋(脳内でまた、真っ白な火花がぱちぱちと駆け巡って、ぎゅうとすみれさんの指を締め付けました。離したくない。すみれさんの愛の言葉に、私はカラダで以て応えます。好きです。好きです。大好きです)

恋(離れたくありません。離したくないんです。閉じ込めていた本当の私を、私ですら見つけられなかった、本当の私を見つけてくれた、貴女を──愛して止まない貴女を、私は、片時も、離したくない──!)

43: ときめきたい名無しさん 2023/09/29(金) 18:50:22.23 ID:ywXL1C0M
すみれ「恋、落ち着いた──?」

恋「は、い──……」

恋(息が上がって、私は酸素を求めてだらしなく喘ぎます。口を開けっぱなしで、少しのどが渇きました……そう考えていると、すみれさんは少し微笑んで、私に指を絡めとられたまま、ベッドの横のミニテーブルに近づきます)

すみれ「ん」

恋「あ……ありがとう、ございます──」

恋(すみれさんは水を口に含んで、そのまま私の口元に近づいてきました。私はまるで親鳥から餌を貰う雛のように、少し口を開いて──)

すみれ「ん──……」

恋「ん……んく……んく……」

恋(すみれさんの口から、私の口の中へと、水が流れ込んできます。ただの水のはずなのに、こんなに甘く感じるのは、一体なぜなのでしょうか?)

44: ときめきたい名無しさん 2023/09/29(金) 18:50:39.42 ID:ywXL1C0M
恋「ぷ、は……んく、すみれさん、ありがとうございます」

すみれ「どういたしまして」

恋(ようやく落ち着いて、私はすみれさんにお礼を言うとすみれさんは微笑みました。そしてそのまま、さっきまでの優しいすみれさんから、また──妖しく瞳を光らせるすみれさんに早変わりして──)

すみれ「恋。今度は──私の好きにさせてね」

恋「──ッ!!」

恋(ぞくぞく、とも。びりびり、とも。すみれさんに見つめられ、すみれさんの好きなようにされると知って、私は全身を震わせます。……貴女と私。虜になっているのはどちらでしょうか? 私しか知らない、欲望にまみれたすみれさんと──)

恋(すみれさんの前だけで、淫らに乱れる私と──一体、どちらが、どちらの虜になっているのでしょうか……?)

恋「はい──私の体は、すみれさんのものです。どんな風にされても、どこまでもついていきますから──」

恋(私の言葉を合図に、すみれさんは私に絡めとられている人差し指を、動かし始めました──)

49: ときめきたい名無しさん 2023/09/30(土) 19:38:06.54 ID:m4mSC6ZG
誕生日に恋ちゃんもらえるとか今までの不遇が猛烈に反転してるな

50: ときめきたい名無しさん 2023/09/30(土) 21:19:49.55 ID:AjTqkTEX
恋「は──っ あ、ぁっ!」

すみれ(恋のナカは、どろどろに熱くて、私の指は溶かされてしまいそうだった。ほんの少し、指を動かすだけでぐちゅり、ぬちゅり、と蕩けた音が鳴る)

すみれ「っ──ふ、ぅ……」

すみれ(私の指のほんの少しの動きで、恋は体をよじり、時に嬌声を上げる。顔を真っ赤にして、眼を潤ませて、髪を振り乱して。いつもの凛とした、生真面目な恋が、私の前で──)

恋「あ、あ──すみれ さ、そこっ──ぅっ」

すみれ(こんなにも乱れた姿を、私の前でだけで、魅せている。その現実が、私の脳を眩ませる。腰が動いて、私よりも大きな恋の胸が腰の動きに合わせて揺れ動いて──見惚れてしまいそうになる)

すみれ「ここ? ここがいいのね……?」

すみれ(恋と何度もカラダを重ねていく中で、恋の好きな位置や場所、何をされるのが好きか……がわかってきた。例えば今触れている、恋の膣内の少し奥の方。人差し指を目一杯伸ばした、指紋の真ん中くらい)

恋「あ、ああああっ そこっ そこが──ぅ すき、です──っ!」

すみれ(そこから少し上の方の、ほんの少し右の方。恋の膣内はいつ挿入れてもとろとろでフワフワしているけれど、その場所だけはほんの少しざらざらしている。そこをお臍の方に向けて、優しくふわり、ふわりと押し上げる)

恋「ひゃ あ   や、だ──みない、で──イ、き──」

51: ときめきたい名無しさん 2023/09/30(土) 21:20:13.18 ID:AjTqkTEX
すみれ「恋──イくとこ、見せて……」

すみれ(恋の膣内、ここが恋の好きな位置で、そこを優しく押し上げると恋は絶頂を迎える。そして恋はいつも顔を隠そうとするので──私は決まって恋の耳元でささやく)

恋「ひゃ、だ──はず かしい……こんなっ の あ、 ああっ」

すみれ「顔見せてよ、恋──ほら、とん、とんって──」

恋「あ、あ、あっ ああああ ああああっ!!」

すみれ「っ」

すみれ(ぱちりと恋と目が合って、その瞬間恋のナカがぎゅうと締まった。指がぎゅうと締め付けられて、私は少し顔を顰めつつ──それでも指でそのざらざらした部分を優しく押すことを止めない)

恋「あ、あああっ すみれ、さ んっ  イって、わたくし、イって──」

すみれ「もっと見せてよ、恋──」

恋「あ、あああっ ん、ふっ──だめ、また──イ、きま──っうううう!」

52: ときめきたい名無しさん 2023/09/30(土) 21:20:50.22 ID:AjTqkTEX
すみれ(更にもう一度。恋の全身がかくかくと震えて、のけ反った。色白の肌はもう朱色に染まっていて、それが更に恋を鮮やかに美しく魅せていた)

恋「ぁ……は……  か……ふ……」

すみれ(ゆっくりと恋の膣内から人差し指を抜くと、今度は中指と人差し指を揃えて、また──)

恋「は……ぁ……すみれ、さ──んッ!?」

すみれ(ずぷずぷ、と蕩けた恋のナカを、私の二本の指が入り込んでいく。挿入れた瞬間に少しナカがきゅうと締まって、恋のカラダがびくりと動く)

恋「あ” う”……っ ま……って、くだ──ひゃ!?」

すみれ「恋──見せてね。恋の可愛いところ……」

すみれ(恋の表情が蕩けていく。それがたまらなく好きで好きで、たまらない。誰も知らない、私だけの恋──それがどうしようもなく、私を興奮させる)

すみれ「ほら……恋……ッ」

すみれ(恋のナカを二本の指で優しく執拗に刺激を加えると同時に、私も自分の膣内に指を入れ込む。同じように二本、指を入れてしまえばふるふると腰が震えた)

すみれ「あ、は──ぅ……れ、ん……っ」

恋「あ”……う”っ……はっ……す、みれ──さ……っ」

53: ときめきたい名無しさん 2023/09/30(土) 21:21:21.56 ID:AjTqkTEX
すみれ(息も絶え絶えに、甘く蕩けた声で私の名前を呼ぶ恋が愛おしくて、私の頭はおかしくなってしまいそう)

すみれ「れん、れん……っ」

恋「すみ、れ さっ……ん」

すみれ(私が恋を呼ぶ嬌声。恋が私を呼ぶ甘い声。軋むベッドのスプリング。情けなくへこへこ動く私の腰。指の動きは決して早くはないけれど、確実に気持ちいい居場所を押し当てているから、快感はとどまることを知らない)

すみれ(じゅぷじゅぷ、ずぷずぷ。ぐちゅぐちゅ、ぐりゅぐりゅ。私からしてる? 恋のナカから聞こえる音? もうわからない。目の前で悶える恋から目が離せない。時折ぎゅうと恋が私の指を締め付けて、何度もイっているのがわかる)

恋「あ” あ” う”ぁ もう──すみれ、さ──っ」

すみれ「れ ん  わたし、も ──もうっ」

すみれ(私ももう無理だ。そう感じて、恋に顔を近づける。恋も私に顔を近づけて、また唇が重なる。どろどろになった私たちの唇が触れあって、何もかもが一つになって、溶け合ってしまったような感覚)

すみれ(あたまの中が白く熱くなって、弾けて、全身に電気のような、甘く痺れる何かが駆け回って──)

「「──っ!!!」」

すみれ(私たちの声が、重なった)

54: ときめきたい名無しさん 2023/09/30(土) 21:21:40.78 ID:AjTqkTEX
──────

────

──

恋「……ん……」

すみれ(私の隣で黒い髪をシーツに散らしながら眠る恋の表情は、あどけなかった。あの後恋は気を失ったように眠ってしまった。いつものことではあるけれど)

すみれ「恋……好きよ」

すみれ(決して恋には聞こえないけれど、それでも言いたかった。閉じた瞼にかかる前髪を少し撫でると、彼女はくすぐったそうに少し笑った、ような気がした)

すみれ(……好きになったのは、きっと私のほうが先だった──そう思う。自分も周りも傷つけながら、それでも生きていくために走り続けていた恋を助けたい……そう思った時点で、好きだったのかもしれない)

すみれ「……恋……ん……」

恋「ん……ぅ」

すみれ(恋の頬にキスを落とすと、恋はやっぱり少しくすぐったそうに笑った。ああ、最高の誕生日だったな。そう思う。来年も、再来年も、恋と一緒に、こうやって──過ごせるといいわね)

すみれ「恋。ありがと。おやすみ」

すみれ(最後に恋の頭を軽く撫でると、空いている彼女の手を取って、指を絡める。私の指と恋の指が絡まって、温かさが流れ込んでくる)

すみれ「ふぁ……ぅ……」

すみれ(ぬくもりが私を包み込んでくると同時、柔らかな眠気もやってきて、私はなんの抵抗もなく、意識を委ねた)

──お慕いしてます、すみれさん……。

意識を失う瞬間、恋のささやく声が聞こえた気がした。



すみれ「ミッドナイトラプソディ」 了

55: ときめきたい名無しさん 2023/09/30(土) 21:22:42.82 ID:AjTqkTEX
恋は すみれに対し 重ければ重いほど よい

56: ときめきたい名無しさん 2023/09/30(土) 21:35:30.16 ID:N5kfy+9W
いいすみれんだった

57: ときめきたい名無しさん 2023/09/30(土) 22:34:09.75 ID:Yr2SJq4O
すみれん良いな、乙

引用元:https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1695912624/










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