璃奈「うん、ボード頼りから卒業しようかなと思って」

せつ菜「なんだかワクワクしてきました！見せてもらってもいいですか？」

璃奈「うん、こんなのだけど」ｶﾞｼｬｶﾞｼｬ

せつ菜「こ、これは…」

璃奈「どう、かな？」

せつ菜「巨〇の星強化ギプスの顔バージョン！実在していたんですね！！」

璃奈「よかった、分かってもらえて」

せつ菜「あの、もしよろしかったら私の分も作ってもらったり…」

璃奈「実は人数分ある」

せつ菜「さすが璃奈さん！それでは一緒に自分磨きに励みましょう！」

璃奈「おー」

かすみ「こんにっちわー」

かすみ「みんなのアイドルかすみんただいま参じょ、ってなんですかせつ菜先輩その顔は！？」

⁄/*ｲ` 公 ﾘ　←こんな顔

せつ菜「あ、ほんにふぃあかふみはん」

璃奈「璃奈ちゃんボード『公』前が見えねェ」

かすみ「りな子も揃って何この状況…？」

せつ菜「このひょうひょうひんひょうはひふすえひょひりょふを」ﾓｺﾞﾓｺﾞ

かすみ「もはやなにを言ってるのかさっぱりです」

璃奈「かすみちゃんの分もあるよ」

かすみ「いらないし、というかりな子は普通にしゃべれるんだ…」

果林「私が来たときから既にのんな状況よ」

かすみ「あ、果林先輩」

果林「なんでも璃奈ちゃんの表情筋を鍛えるとかでせつ菜も付き合ってるみたいだけど」

かすみ「とても世に出せない顔になってますね」

果林「そうね、でも璃奈ちゃんの事を思ったら止めさせるわけにもいかないし」

かすみ「かといってこのままってのもまずいですよー。これで愛先輩とかが来た日には」

ｶﾞﾗﾗﾗｯ

愛「ちーっす、スクールアイドル愛さん参上！あいだけ…に？」

かすかり「あ」

⁄/*ｲ` 公 ﾘ
从|| 公 ||从

愛「っくくくく、あーははははははーなにその顔、ホントウケるーははははは」

かすみ「あーあーあーあーあ」

果林「まずいわね、この状況」

愛「ひーっひーっひーっ、腹よじれる、ひーっ」

璃奈「ふっふっふ、そうやって笑っていられるのも今のうち」

せつ菜「そおほおいれふ」ﾓｺﾞﾓｺﾞ

かすみ「そんな顔で言われても説得力ないですよ」

愛「あはははははは、っげほっげほっ、ひーっ」

果林「二人には悪いけど、今日は部室使えそうに無いわね。外で練習しましょ」

かすみ「そうですね。というより二人が蒔いた種のような」

愛「っぷくくくく」

かすみ「愛先輩もいつまでも笑ってないで外に行きますよ」

愛「えーここのほうが面白いのにーっくくく」

果林「ほかのみんなにも外でって伝えるから、最後の戸締りよろしくね」

かすみ「くれぐれもそのまま帰らないでくださいよ」

⁄/*ｲ` 公 ﾘ　ﾉｼ
从|| 公 ||从　ﾉｼ

何その顔文字？ふざけてるの？
を思い出した

次の日

かすみ「あの顔、夢にまで出てきたし…」

ｶﾞﾗﾗﾗｯ

璃奈「こんちわー」

かすみ「あ、りな子。まさか今日もあの変な装置付けたり、と…か…」

璃奈「どうしたの？かすみちゃん」ﾆｯｺﾘﾝ

かすみ「あ、いや…ななななんでもない」///

かすみ（あわわわわ、りな子の笑顔がこんなにも破壊力があったとは）

璃奈「あ、ふっふーん。さてはエア璃奈ちゃんボードに一目惚れしたな～？」ﾆｺｯ

かすみ「な、ななな、そんなことないない、この世界一かわいいかすみんが、あろうことか『あ、りな子のほうが可愛いかも』とか考えてたなんて断じてないから」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

璃奈「も～かすみちゃん素直じゃないんだから～」ﾆﾔﾆﾔ

果林「あら、二人とも早いわね」

かすみ「…むぅ～」

果林「かすみちゃんどうしたの？」

かすみ「さては果林先輩、あの変な装置使いました？」

果林「あら、分かる？」

かすみ「分かりますよ。いつもより表情柔らかいですし」

果林「璃奈ちゃんの作ったものなら効果は保障できると思ったからね。それで、どうかしら？」

かすみ「うーん、りな子と比べたら数ランク落ちるといいますか…」

果林「やっぱり就寝前１時間だけじゃ効果薄いわよねぇ」ﾊｧ

愛「ちーっす、今日も張り切っていきま、しょ…」

璃奈「あ、愛さん」

ｶﾂｶﾂｶﾂｶﾂ…ｶﾞｼｯ

愛「天使はここにいたんだ」

ｸﾞｲｯ

愛「え、りなりー？」

璃奈「昨日ずーっと笑ってたから今日はハグ禁止」ﾑｽｰｯ

愛「がーん」

果林「へそを曲げちゃったみたいね璃奈ちゃん。それでも可愛いけど」

かすみ「そういえばせつ菜先輩遅いですね」

果林「さっき遅れるって連絡あったわ。なんでも生徒会の集まりとかで」

かすみ「なんか嫌な予感がするんですけど…」

愛「」ﾎﾞｰｾﾞﾝ

副会長「会長、各同好会の予算案、作成しました」

ｸﾙｯ

菜々「ありがとうございます、副会長」ﾆｯｺﾘ

副会長「あ、あのっ会長」

菜々「？どうしましたか？」

副会長「わ、私にもご褒美いただけますか？」///

書記「会長…♡」ﾊｧﾊｧ

会計「会長…♡」ﾊｧﾊｧ

菜々「…しょうがないですねぇ」ｱｺﾞｸｲ

副会長「あ…♡」

菜々「ん…」ﾎｯﾍﾟﾁｭｳ

副会長「んきゅうぅぅ～ん♡♡」ﾊﾟﾀﾝ

菜々「あらあら、これでは生徒会業務が捗りませんね」

書記「…♡」

菜々「しかたありません、審査は私ひとりで実施しましょう」

会計「…♡」

副会長「…♡」

就寝前1時間でも効果があるってすげぇよほしいよ

侑「フェロモン増幅の副作用？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

璃奈「うん」

侑「ギプスを付けてるだけでそんな効果があるんだー」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

璃奈「最初は気のせいって思ったんだけど、今朝測定したらほんのちょっと上がってた」

かすみ「これでほんのちょっとって…」

璃奈「私の場合表情筋にばかり効いてるからあまり影響はないけど」

侑「せつ菜ちゃんはいつも表情豊かだから影響が出やすいってことかー。確かに心配かも」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

歩夢「…むー」

侑「どうしたの歩夢？ほっぺた膨らまして」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

歩夢「侑ちゃんこそどうして璃奈ちゃんにべったりなのかなぁ～？」

侑「いや、今日の璃奈ちゃん可愛いからついつい、ね」ﾅ-ﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

璃奈「んふふ～」ﾆｯｺﾘﾝ

ﾌﾟﾂﾝ

歩夢「いいもんいいもん！私もこれ付けて鍛えるんだからー！！」

かすみ「ああぁぁぁ歩夢先輩、早まらないでください～」

ｶﾞﾗﾗﾗｯ

せつ菜「すいません遅くなりましたー！」

歩夢「！！！！いやああぁぁぁ！！」

侑「え？歩夢！？」

ﾎﾞﾌﾝ

かすみ「歩夢先輩が侑先輩を押し倒した噂ってホントだったんですね」

果林「というより現在進行形っていうのが正しいかしら」

璃奈「う、動けない～」

果林「で、璃奈ちゃんはああ言ってたけど、せつ菜は特に変化は無さそうね」

せつ菜「はい、いつものせつ菜です」ﾆｺｯ

果林「ふーん、それならいっそ、私がせつ菜を落としちゃおうかしら」ｱｺﾞｸｲ

せつ菜「ふふっ」ﾆﾔﾘ

ｸﾙﾘﾝﾊﾟ

果林「え？」

せつ菜「果林さん、私も負けませんよ♡」ｱｺﾞｸｲ

果林「！！！！♡♡♡」ｽﾞｷｭｰﾝ!!

ﾊﾟﾀﾝ

かすみ「あの果林先輩がアゴクイカウンターで一撃…」ｺﾞｸｯ

しずく「間違いありません、あれは…」

しずかす「「せつ菜五月雨撃ち！！！！」」

愛「ぷっ、せつ菜が切なくなって、切なさ乱れうちってか、ぷくくっ」

侑「ぷぷっ」

かすみ「愛先輩に侑先輩、笑っている場合じゃないですよー」

璃奈「それで、せつ菜五月雨撃ちって？」

しずく「はい、廃部になる数か月前に同好会で大きな騒動があったんです」

かすみ「あの時せつ菜先輩はビラ配りだったんですけどそれが段々変な方向にエスカレートしていって」

しずく「最終的には通りかかった生徒30人程を陥落させてしまいまして…」

エマ「かすみちゃんもせつ菜ちゃんに落とされたんだよねー懐かしいなー」

かすみ「エマ先輩、それは言わない約束じゃないですかー」

愛「要はせっつーが手当たり次第誘惑してたってことかー。なら問題無いっしょ」

しずく「愛さん危険です、下がってください」

愛「平気へいき、アタシの好みはもっとぺったんこな子だし」

璃奈「…むー」ﾌﾟﾝｽｶ

愛「せっつー、今から愛さんと踊りの練習しよっか」

せつ菜「…」ｽｯ

愛「え？」

しずく「消えた…！」

かすみ「愛先輩うしろ！！」

ｷﾞｭｳ

せつ菜「背中がガラ空きですよ、お　姉　ち　ゃ　ん」

愛「お、おねぇちゃんはらめええぇぇぇ～～♡♡♡」ﾊﾟﾀﾝ

しずく「背後抱き付きからの妹属性＆耳元ささやき戦術…」

エマ「前回は大好き一辺倒だったけど、新しいパターンだね」

せつ菜「ｺｰｯ…ｺｰｯ」

かすみ「どうしようしず子～、明らかに前回よりパワーアップしてるよねー？」

エマしず「」ｺｸｯ

しずく「かすみさんごめん。ちょっと時間稼いで！」

かすみ「まﾞーだごのﾞバダーンﾞなﾞのﾞぉ～？」

ｶﾞｼｯ

かすみ「ヒィッ！」

せつ菜「実は、かすみさんに謝らなければならない事が…」

かすみ「な、ﾅﾝﾃﾞｺﾞｻﾞｲﾏｼｮｳｶ」

せつ菜「同好会廃部前のあの日、私の大好きを押し付けてしまい周りが見えていませんでした」

かすみ「今も押し付けているような、ってか顔近いです///」

せつ菜「私思ったんです、大好きを貫くなら仲間やファン、ひとりひとりの個性に向き合わなければならないんだって」

かすみ「だからってパワーアップする必要ないじゃないですかー。あぁ可愛いが、カワイイがぁ♡」

せつ菜「だからかすみさんも私の可愛くなった大好き、受け取ってください、ね♡」ｳﾙｳﾙ

かすみ「そんな言葉初めて聞きまし、たぁ♡あぁカワイイが、溢れてくるううぅぅ～♡♡♡」

せつ菜「ふぅ、少し時間をかけちゃいました」

？「そこまでだよ。優木せつ菜」ﾊﾞｰﾝ

せつ菜「しずくさん、そんな恰好してどうしたんですか？」

？「ここにいるのは桜坂しずくではない。ボクは、梅坂しずはるだ！」

せつ菜「なるほど。男装だけじゃなくて、心も男の子ってことですか」ｶﾂｶﾂ

しずはる「言っておくけど君の色仕掛けはボクには通じない。年貢の納め時だよ」

しずく（ありがとうかすみさん。これで私とエマさんで乗り切ることができる！）

せつ菜「ふふっ」ｽｯ

しずはる「え、首すじ？」

せつ菜「心を入れ替えても、首まわりは髪で覆っているんですね。弱いところだって知ってるから」

しずはる「そ、そんなこと///」

せつ菜「前回はダメでしたけど、今回はしずくさんのいやらしい声が聞けそうで嬉しいです」

しずはる「だからボクは梅さｋ」

せつ菜「あ、見つけました♡」ﾆｺｯ

ﾋﾟﾄｯ

しずく「だ、大好きが、だいすきが伝わってきちゃううぅぅぅ～♡♡♡（やらしい声）」

せつ菜「ふぅ、なかなか楽しかったですよ♡」

ｷﾞｭｯ

せつ菜「え？」

エマ「もうやめよう、せつ菜ちゃん」

せつ菜「エマ先輩…」

エマ「せつ菜ちゃんはスクールアイドルが人一倍大好きなのはみんな知ってる。だから頑張り過ぎる事ないんだよ」

せつ菜「ですがエマ先輩」

エマ「もしせつ菜ちゃんが挫けそうになっても、今なら私や侑ちゃん、それにみんながいるから、今は少し休もう、ね？」

せつ菜「…」

せつ菜「ふぅ、ダメですね…」

エマ「よかった、これで一件落ちゃ」

せつ菜「ダメなのはエマさん、あなたのほうですよ」

エマ「え？」

せつ菜「そうやって母性本能で包み込もうとして、その実エマ先輩本来の少女の心をひた隠しにしているんです」

エマ「そ、そんなこと無」

ｸﾙﾘﾝﾊﾟ

せつ菜「今こそ、エマ先輩の少女を解き放つ時です！」

侑（こ、これは…お姫様抱っこ！）

エマ「だ、ダメだよせつ菜ちゃん。私はみんなの事妹だと」

せつ菜「私の目を見て話してくださいエマ先輩」

エマ「嫌、イヤ…///」

せつ菜「ふふっ、しょうがないお嬢さんですね♡」ﾁｭｯ

エマ「ひゃあああぁぁぁ♡♡せつ菜ちゃんの、せつ菜ちゃんの少女になっちゃうううぅぅぅぅ～♡♡♡♡」ｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝ

せつ菜「なかなか手強かったですね。さて…」

歩夢「いや、嫌ぁ！！！」

せつ菜「そんなに怖がらなくてもいいですよ、歩夢さん」

歩夢「うそ嘘ウソ嘘！！そんなこと言って私から侑ちゃんを取るつもりなんでしょ？知ってるんだから！！」

せつ菜「そんなことしませんよ。二人とも大好きですから♡」ｶﾂｶﾂ

歩夢「お願い、来ないで！！！！」

せつ菜「すっかり嫌われてしまいました。ちょっと寂しいです」

ｶﾞﾊﾞｯ

歩夢「侑ちゃん璃奈ちゃん逃げて！！」

せつ菜「璃奈さんの心配もしているんですね。大丈夫ですか？自分の心配しないで」

歩夢「せつ菜ちゃん、たとえこの心が砕かれようと、絶対に侑ちゃんの所には行かせない！！」

せつ菜「玉砕覚悟の全力全開、幼馴染ってこんなにも美しかったんですね」ｸﾞｲ

歩夢（え？なんて力…！）

せつ菜「これだけは使いたくありませんでしたが、しかたありません」

歩夢「な、何を…」

せつ菜「全部受け取ってくださいね♡♡」

必　♡　殺
せ　つ　菜　五　月　雨　撃　ち　２　０　０　連　射　！　！　！　！　！

ｼｭﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟ

歩夢「ああああぁぁぁぁぁぁ♡♡♡♡せつ菜ちゃんせつ菜ちゃんせつ菜ちゃんせつ菜ちゃあぁ～～～ん♡♡♡♡♡♡♡♡」

せつ菜「いつつつ…。早く侑さんたちを追いかけないとですね」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
天王寺セキュリティシステム　スクールアイドルＮ．Ｎ　脅威度Ａ＋　確認しました

せつ菜「？、何のアナウンスでしょうか？」

これより璃奈ちゃんボードはフルフェイスモードへ移行します　マスター　ご武運を
ｼｭｺｰﾝ…

せつ菜「えっと、璃奈さん…ですよね？」

璃奈「うん」

せつ菜「どうしたんですか、そんなブラウン管テレビみたいなのをつけて？折角の成果が台無しじゃないですか」

璃奈「元々私が蒔いた種だし、しっかりけじめをつけなきゃ、と思って…さっきは動けなかったけど」

せつ菜「そんなことありません。これは素晴らしい発明じゃないですか！」

璃奈「…素晴らしい？」

せつ菜「そうです。これさえあればみんなに大好きを伝える事も夢ではありません。こんな素晴らしいこと、他に無いじゃないですか！」

璃奈「そうなんだ…せつ菜さん、もう終わりにしよ？」

せつ菜「どうしてですか？璃奈さんだってこれでみんなと繋がることが」

ﾋﾟｼｨ!!

せつ菜「！！強化ギプスが…！！！」

璃奈「みんなと繋がりたい気持ちは今も変わらない。けどズルしちゃ駄目なんだって、分かったんだ」

せつ菜「ズルってそんな…璃奈さん！！」

璃奈「ほんとはライブでみんなにお披露目したかったけど、しばらくはボード越しかな」

せつ菜「待ってください！今からでも遅くはありません！もう一度あのギプスを」

璃奈「よいしょっと」ﾄﾞﾝ

せつ菜「え？かすみさん…ＢＯＸ？」

璃奈「これでおしまい。おやすみ、せつ菜さん」ﾎﾟﾁｯ

ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞ
せつ菜「！！ああああぁあぁあぁあぁあぁ！！！」

ﾔﾔﾔﾔｯﾎｰ　ﾐﾝﾅﾉｱｲﾄﾞﾙ　ｶｽﾐﾝﾀﾞﾖ-
せつ菜「ああぁアぁあァ！！！」

ﾓｯﾄｶﾜｲｸﾅﾘﾀｲ?　ﾔﾀﾞﾅｰ　ｶｶｶｶｽﾐﾝｦﾒｻﾞｾﾊﾞ　ｲｲｼﾞｬﾅｰｲ
せつ菜（これは…洗脳！？）

ｿｿｿｿﾚﾃﾞﾊﾐﾅｻﾝ　ｺﾞｲｯｼｮﾆ　ｾｰﾉ
せつ菜「嫌あああぁあぁあぁ！！私の、わたしの大好きがあああぁぁぁぁ！！！」

ｶｽﾐﾝ!!　ｶｽﾐﾝ!!　ｶｽﾐﾝ!!　ｶｽﾐﾝ!!　ｶｽﾐﾝ!!　ｶｽﾐﾝ!!　ｶｽﾐﾝ!!　ｶｽﾐﾝ!!
せつ菜「あああああぁぁぁぁぁ！！！！！」

…………

フルフェイスモード解除　フルフェイスモード解除　マスター　お疲れさまでした

ﾌﾟｼｭｰ
璃奈「ふぅ、終わった」

せつ菜「…」

璃奈「やっぱり表情戻っちゃったか、ざんねん」

せつ菜「…」

璃奈「さて、みんなを起こさなきゃ、このままはさすがにまずいし」

それじゃあ…私も手伝いますよ…

璃奈「ありがと…え？」

せつ菜「つつつ…今回ばかりは流石にダメかと思いました」

璃奈「せつ菜さん…どうして？」

せつ菜「璃奈さん知ってましたか？かの有名な野菜民族は自分の限界にぶち当たったとき、それを乗り越えて最強になるんですよ♪」

璃奈「それってドラゴンｂ」

せつ菜「せつ菜の菜の字は菜っ葉の菜、璃奈さんありがとうございました」

璃奈「どうしよう…これ以上は、どうにもならない…かも」

ｶﾞｼｯ

璃奈「え？」

せつ菜「表情、元に戻ってしまったんですね？残念です」

璃奈「もう、どうでもいい」

せつ菜「良くありません。私が生まれ変われたんです。璃奈さんに出来ない訳がありません♡」

璃奈「せつ菜さん、近い…///」

せつ菜「あ、折角ですので新しい私、受け止めてくださいね♡♡」

璃奈「そ、それ以上は…ダメ♡♡」

せつ菜「いきますよ♡せーのっ♡♡♡」

超　♡　必　♡　殺
せ　つ　菜　ア　ル　テ　ィ　メ　ッ　ト　ラ　ヴ　ハ　ー　ト　♡　♡　♡　♡　♡　♡　♡

璃奈「私の♡♡心が♡♡♡せつ菜さんで♡♡♡♡あ♡♡あ♡♡あ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」ｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝ

せつ菜「ふぅ。最後の表情、素敵でしたよ♡」

せつ菜「そういえば、逃げてなかったんですね。侑さん」

侑「うん」

せつ菜「よかったんですか？折角歩夢さんが作ってくださったチャンスをふいにして」

侑「最初は逃げようと思ってた。けどこんなにすごいせつ菜ちゃんを見ないのも勿体ないかなって」

せつ菜「ふふっ、あなたみたいな人は初めてです。ってこの前も言いましたっけ」

侑「それで、どうするの？」

せつ菜「もちろん、私の大好きを全力でぶつけます♡」

侑「そっか。あーあ、明日歩夢に謝らないとなー」

せつ菜「いきますよー♡♡」

……

侑「ああああぁぁぁぁぁ～～～♡♡♡♡♡♡♡♡」ｷｭﾝｷｭﾝ

せつ菜「まだまだまだまだぁ～♡♡♡♡♡」

侑「セツナチャンダケシカ♡♡♡エラベナクナッチャウヨオオオオォォォォォォ～～～♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」ｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝ

せつ菜「さて、いい時間ですし、帰りましょう」

彼方「zzz…」

せつ菜「っていうと思ったら大間違いですよ。彼方さん♡」

彼方「…やっぱダメだったかぁ」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

せつ菜「あくまで狸寝入りに徹するんですね、それなら」

ﾎﾞﾌｯ

せつ菜「隣でおねんね失礼しますね、お姉ちゃん♡」

彼方「zzz…」

せつ菜「眉一つ動きません。歩夢さんや璃奈さんとは違った手強さです」

彼方「彼方ちゃんの妹は遥ちゃんだけだから、その手は通用しないのだー…」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

せつ菜「そういうことですか、それでしたら」

ｽｯ

せつ菜「彼方、今まで苦労かけてごめんなさい」

彼方「…！？」

せつ菜「私たちの稼ぎが悪くて負担ばかりかけてきたけど、もう大丈夫」

彼方（妹がダメならお母さんときたかーでもその手には…）ﾑﾆｬﾑﾆｬ

せつ菜「ほら彼方、朝ごはんですよ」

彼方「！？せつ菜ちゃんのご飯を食べるわけには！！」ｶﾞﾊﾞｯ

せつ菜「今です！私の母性、受け取ってください♡♡♡」

彼方「ふぇっ？あああぁぁぁぁ～♡♡♡ママーままぁ～～～♡♡♡♡♡♡♡♡♡」ｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝｷｭﾝ

せつ菜「さて、これで全員終わりましたね♪」

…

せつ菜「あ、まだ一人残ってました」

？

「肝心な人を忘れるなんて、私もまだまだですね。よっと」

？？

え、誰の事ですかって？決まってるじゃないですかー、あなたですよ。あ・な・た♡

！？

え、スクスタのあの子のことですか？いえいえ違いますよ？
今まさにパソコンやスマホ越しで私たちを見ている
そう、そこのあなた、あなたの事ですよ♡

！！！？？

そうそう、言い忘れていましたが
今の私、制服姿で優木せつ菜なんです
巷ではガウォークなんて呼ばれているらしいですね
マ〇ロスみたいでかっこいいです♡

…………

さて、前置きはこのくらいにしまして
いきますよー♡せーのっ♡♡♡

必　♡　殺
せ　つ　菜　ス　カ　ー　レ　ッ　ト　ス　ト　ー　ム　１　０　７　式　♡　♡　♡　♡　♡

結局、誰もせつ菜ちゃんを止めることができませんでした。
あの後虹ヶ咲だけでなく東雲や藤黄まで巻き込む事態となり
事が収まったのはせつ菜ちゃんの門限という体たらく
璃奈ちゃんの話では一日限りの効果って言ってたけど
本当に大丈夫かなぁ

終わり　うん、終わりだよね？

スレタイが面白すぎる

ってなんで俺君が！？

怒濤の展開で草

乙

何とか出来そうで皆なんにもできないの草

メタ展開は草

君と彼女と彼女の恋エンドやんけ

どう生きてきたらこんな発想でるのか本当に不思議