侑「かすみちゃんかすみちゃん！！　これ見てよ！！！」ｽﾏﾎｰ

かすみ「はいは～い♪　かわいいかわいいかすみんですよ～♪」

侑「ほらこれこれ！　このスレ！！」

かすみ「もぅー♡　焦らなくても大丈夫ですよぅ♡　で、なんですかぁ？」


かすかすを曇らせたい（101）
「かすかす？」「ｸﾞｽｯ……ﾋｯｸ……」（51）
【大好きを】かすみさんは泣き顔が素敵ですね！！！【隠さない】part3(9)
中須かすみを泣かすｗｗｗｗｗ（12）
【海外の】かすみちゃんを曇らせたい【反応】（104）
安価でかすみちゃんの下駄箱に何かを仕込むスレ（601）
「またかすみんの上履きがない……」SSスレ（10）
泣いてるかすみさんも可愛いですよ……♡（52）
「待ち合わせの時間なのに誰もこないラ……」（3）


かすみ「って、なんじゃこりゃあああああああああ！！！！！！！！！」

侑「なにって、かすみちゃんを曇らせるスレだよ？」



以前落としてしまったので

かすみ「いや見ればわかりますよ！！！！！！！　わかりたくもないですけど！！！！！！！」

かすみ「なんでこんなものが流行ってるんですかっていうか、どうしてかすみんにこんなの見せるんですかぁああああ！！？！？？」

侑「いや、私も当初はひどいことをする人たちがいるんだなあ！ぷんすか！　って思ったんだよ」

侑「でもさ……スレを読み進めていく内にさ、こう、トキメキ？　みたいなものを感じちゃって」

かすみ「先輩が感じてるそのトキメキはもっと邪悪ななにかですよぅ……」

侑「だからさ……こう……その、ね……？」

かすみ「それから先の言葉は言わないでくれませんか？」

侑「生かすみちゃんの曇らせを見たくて……」

かすみ「言うなって言いましたよね？」

侑「お願い！　もう一生のお願いだから！　このとーり！」ﾄﾞｹﾞｻﾞ

かすみ「こんなつまんないことで土下座しないでくださいよぉ！！　というか先輩の一生、何回あるんですか！？」

侑「だめ？」ｳﾙｳﾙﾊｰﾄ

かすみ「うっ……その目は卑怯です……」

ああ……

侑「じゃあ曇ってくれる？」

かすみ「どういうお願い事ですか……でもこれ以上抵抗しても無駄みたいですし、仕方ないです。今日だけですよ」

侑「わーい！！！　かすみちゃん大好きー！！」ﾊｸﾞｯ

かすみ「かすみんのこと曇らせたいって言ってる人のリアクションじゃないですよね？」

侑「よし！　それじゃあ、お願いします！」

かすみ「え、あ……はい。じゃあ、どうぞ」

侑「え？」

かすみ「えっ？」

歩夢を曇らせてるのに気づかない女

侑「？」

かすみ「いや「？」ではなくてですね」

侑「曇ってくれないの？」

かすみ「いきなりかすみんに曇れっていうんですか！？　ハードルが高いです！！　っていうか意味不明です！！！」

かすみ「っていうかさっき熱く語ってた割には曇らせのこと理解してないですよね先輩！？」

侑「そ、そうかな？」

かすみ「自発的に曇ってたらそれただの陰キャですよ！！！　こう、なんていうか、例えば陰湿ないじめとか、メンバー内の不和とか、そういうのがあって初めて曇るわけでってなんでかすみんがこんなに熱くならなきゃいけないんですかぁ！！！」ﾀﾞﾝﾀﾞﾝｯ

三流かすみさん曇らせ師ですね

侑「さすがかすみちゃん！　詳しい！！」

かすみ「私の曇らせに詳しいなんて言われてもぜんっぜんうれしくありません！！」

しずく「二人共どうしたんですか？　なんだか不穏な言葉が聞こえてきたんですが」ｶﾞﾁｬ

侑「あ、その道のプロが来た」

しずく「その道のプロ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

～間～

しずく「なるほど。かすみさん曇らせですか」

侑「いや～有識者の人が来てくれて助かるよ～」

かすみ「やめて！！！　しず子に変な属性を付与しないで！！！！」

しずく「お気持はわかります。かすみさんは普段から可愛いんですけど、曇らせジャンルはそのギャップがまたいい塩梅といいますか」

侑「そうそう！　普段は明るくてキュートでかわいい女の子が見せる陰りというか、後ろめたさと言うか、そんな負の感情がなんていうかトキメキっていうか！！」

かすみ「盛り上がるのは自由ですけど当事者の前で盛り上がるのはいかがなものかと思います」

しずく「うふふ。かすみさんかわいい♡」

かすみ「何故でしょう。この流れで言われてもぜんっぜん嬉しくありません」

しずく「では、かすみさんを曇らせたいということでしたね」

侑「うんっ！！！！！！」

かすみ「せつ菜先輩よりうるさい……」

しずく「まず、大事なのは緩急です。はじめは持ち上げておいて、そこから落とすという緩急が重要なのです」

侑「なるほど！」

かすみ「かすみんにとって世界で一番聞きたくない講義です……」

しずく「そうですね、ジェットコースターを思い浮かべてください。あれは、持ち上がる高さが高ければ高いほどそこから急転直下のスリルが増しますよね」

侑「かすみちゃん曇らせはジェットコースター、と………」

かすみ「史上最悪のアトラクションですね……」

しずく「メリーゴーラウンドのほうがよかった？」

かすみ「そっちじゃないです」

侑「！　ワンダーランドってそういう―――ー」

かすみ「かすみんの曲を穢さないでもらえません？？？？」

しずく「実演してみますね……かすみさん？」

かすみ「………なぁに？」

しずく「ふふふ……かすみさんはかわいいですね」

かすみ「とーぜんっ♪　かすみんは、世界で一番かわいいんですよぉ～♡」

しずく「ふふっ……」

侑（わくわく）

しずく「ふふ………」

かすみ（……あーやだなー。ここから何言われるんでしょう。しず子から言われて傷つくことかぁ～……うぅ……どうしてこんなことに……）

しずく「………きません」

侑「？」

かすみ「？」

しずく「で、できませんっっっ！！！！！　私にっっっっ！！！　かすみさんを曇らせるだなんてっっっっ！！！！！」ﾌﾞﾜｯｯ

かすみ「へ？」

侑「しずくちゃん？」

しずく「ぉぉぉおおおん！！！　だって！！！　だって見てくださいこの愛くるしい笑顔！！！　潤んだ瞳！！！！　キュートなほっぺ！！！！！」

しずく「こんなの！！！　こんなの羽と輪っかを失った天使じゃないですか！！！！！」

かすみ（しず子が壊れた）

侑「わかる！！！！！！！！」

かすみ「サラウンドせつ菜先輩とか地獄すぎません？？？」

しずく「ぁあああああああああ！！！！！！！　私は！！！！！　私は駄目な女です！！！！　駄目な女優です！！！！！！！！」

しずく「大女優たるもの、自らを殺して演技に打ち込まなければならないのに！！！！！！　今の私に、かすみさんを曇らせることはできないぃいいいい！！！！！」

かすみ「いいじゃないですか、それで」

しずく「うぅううううう！！！！　先輩……申し訳ありません……しずくは、しずくは駄目な子ですぅううう！！！！！！」ｱｱｱｱｱｱｱｱ

侑「しずくちゃん」ﾎﾟﾝ

しずく「先輩……？」

侑「しずくちゃんは、駄目な子じゃないよ。私には、わかってるから」

しずく「せん、ぱい……！」

侑「しずくちゃん！！！」

しずく「せんぱい！！！！」　ﾀﾞｷｯｯ

かすみ（なんかいい雰囲気になってますけど、もともとはかすみんを曇らせたいとかいうとんでもなくアレなことが発端なんですよね）

～間～

侑「というわけで、私も協力して曇らせることにしました！」

しずく「二人がかりならやれるはずです！」

侑・しずく「「おーーーっ！！」」

かすみ「どうしてあのまま諦めてくれなかったんですか」

しずく「だってさ……ゼロなんだよ？」

かすみ「おいばかやめろ」

侑「とりあえず、思いつく限りの罵倒の言葉をかすみちゃんに浴びせていこうと思うんだ」

かすみ「スクールアイドル同好会辞めてもいいですか？」

しずく「演劇部の底力、見せてあげましょう！」

かすみ「聞いちゃいねえ」

侑「それじゃまずは私からね！！！」

かすみ「あとでガチのコッペパン（ハバネロ入り）食べさせますから覚悟しておいてくださいよ」

このかすみは別の時間軸でオフィーリア倒してそう

侑「えーっと、腹黒！！」

かすみ「………まあ、慣れてますし」

侑「ぐぬぬ……次！　しずくちゃん！！」

しずく「ええと……かすかす！さん！」

かすみ「それも慣れてますよ……しかもさん付けだし」

侑「えーっと……えーっと……小悪魔！」

かすみ「悪口かどうかというと微妙なところですねぇ……小悪魔キュートっていうくらいですし」

しずく「小悪魔……小悪魔……大悪魔！」

かすみ「スケールは大きくなりましたが、悪口ってほどのものじゃあ……」

しずく「中悪魔！」

かすみ「スケールダウンしてません？」

しずく「うぅ……かすみさんのくせに……」

かすみ「他の悪口が貧困すぎて、それが今の所一番の悪口だよしず子」

侑「悪魔……悪魔……うーん……」

しずく「ボンビー……キングボンビー……スリの銀次……」

かすみ「……………」

侑「駄目だ！！！　かすみちゃんを罵倒する悪口がまったく思い浮かばない！！！」

かすみ「よくそんな貧困なボキャブラリーでかすみんを曇らせたいだなんて啖呵切りましたよね」

しずく「かすみさんが可愛いのが悪いのでは？」

かすみ「うーんむしろ心地いい」

侑「ごめんかすみちゃん。なんか、罵倒する言葉が浮かばないから何か教えて？」

かすみ「どうして私に向けられる罵倒の言葉教えなきゃならないんですか！？」

しずく「私からも、お願い」ｷﾘｯ

かすみ「真顔で言えば許されると思わないでよね」

しずく「私を、解き放ちたい！！」

かすみ「漏れちゃいけないものが漏れてるからちゃんと蓋もしておこうねしず子」

かすみ「…………にしても、かわいいかすみんの口から～罵倒だなんてそんな言葉出ないよ～♡」

侑「かすみちゃん。こっちは真剣なの」

かすみ「その真剣さで語る話題がかすみん曇らせとか片腹痛いですよ」

しずく「お願い、かすみさん」

かすみ「助けてりな子」

侑「かすみちゃん」

しずく「かすみさん」

かすみ「ふ、二人共～目が怖いよ？　ほーら、スマイルスマイル♡」

侑「かすみちゃん！！！」

しずく「かすみさん！！！」

かすみ「………………」

かすみ「………この、ヘンタイ」ﾎﾞｿｯ

侑「」

しずく「」

侑・しずく「」ｷｭﾝｯ

侑・しずく「っっ……？」ｿﾞﾜｯ

侑・しずく「～～～～～～～～～～～～ッッッ！？！？！！？」ｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸｯ

かすみ「っていうか頭おかしいですよ二人共……異常です、異常性癖ですよ……」

侑「あっ……♡　あっ……♡」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

かすみ「うっわ……先輩ったら、目にハートマーク浮かばせてなに興奮してるんですか……信じられませんよ……スクールアイドルのファン、っていうよりも粘着質なストーカーのそれですよ……通報したほうがいいですか？」

しずく「おっ♡　ぉっほ………♡♡」ｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸｯ

かすみ「しず子もしず子だよ……ありのままの自分を見せることも大事だけど、お猿さんじゃないんだから隠すべきところは隠さなきゃ駄目だよ……むしろお猿さんに失礼ですよ」

侑「あぃっ♡　い、いいっ……！」ｿﾞｸﾝｿﾞｸﾝｿﾞｸﾝｯ

しずく「か、かすみさんの……♡♡　そのっっ……目ぇ……♡♡」

かすみ「え゛っ……二人共、かすみんに罵られて興奮してるんですか？」

侑・しずく「「はいぃいい♡♡♡」」

かすみ「………………」

かすみ「…………サイッテー」

侑「～～～～～～～っっっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

しずく「ぁっーーーーーー♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

かすみ「……………」

かすみ「……………」

かすみ「……………っ♡」ｷｭﾝｯ

₍₍ @cﾒง*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘว ⁾⁾ おしまいだよ

これは新しい性癖に目覚めるやつ

Sみん良いゾ～＾

態々かすかす曇らせなくても身近な人間曇らせてるじゃないっすか

乙これはまた新しい かすみんの可能性を見た

しずくが覚醒済みだったら負けていた

ハッピーエンドね

終始かわいくてニッコリ、おつですた

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ「かすみちゃん、ちょっと調子に乗り過ぎじゃないかな？」

かすみ「ご…ごめんなさい…」

侑＆しずく（あっ…曇った）

これが泣かすかすみ…！

しずくが弱々でかすみが普通に強くてよかった