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【SS】鞠莉「曜とのなかよし温泉旅行記」【ラブライブ!サンシャイン!!】

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1: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:26:47.96 ID:WEAWIMJ0
ようまり。

3: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:27:50.30 ID:WEAWIMJ0
温泉旅館――

鞠莉「到着ー!」

曜「おっきい旅館!こんな凄いところ、よく予約取れたね!」

鞠莉「結構頑張ったのよ?コネ頼みと思われたくなくて、オハラの名前は使わなかったんだから」

曜「さすがだね。突然『この週末は温泉旅行に行く』って言うからびっくりしたけど、本当に実行しちゃうなんて」

鞠莉「言うでしょ、思い立ったが吉日って!こういうのは行きたいって思ったときに行かなきゃ、意味がないもの」

曜「あははっ、鞠莉ちゃんらしいや!」

4: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:28:32.84 ID:WEAWIMJ0
鞠莉「ふふっ♪二人で温泉の旅なんて、なんだか新婚さんみたいね」

曜「し、しんこん!?」

鞠莉「知ってた?日本で初めて新婚旅行に行ったのは坂本龍馬で、行き先は温泉地だったんだって」

曜「へー、さすが鞠莉ちゃん先生…って、新婚!?」

鞠莉「んー、ちょっと気が早かったかな?」

曜「も、もうっ。そんなことばかり言って」

鞠莉「うふふっ。さ、行こ行こ!」

曜「わっ、ま、待ってよー!」

鞠莉「楽しい温泉旅行のスタートデース!」

5: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:31:03.47 ID:WEAWIMJ0
……………………………………

客室――

曜「わあっ、お部屋も凄い!広くてお洒落で落ち着いてるし、景色もすっごく綺麗だよ!」

鞠莉「素敵よね。私がホテル暮らしだからというのもあるけど、こういう純和風なつくりって心がときめくわ」

曜「こんなお部屋に泊まれるなんて、最高の贅沢だよ!」

鞠莉「お楽しみはまだまだこれからよ。まずは荷物を開いて、準備を済ませちゃいましょう」

曜「うん!」

6: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:31:31.75 ID:WEAWIMJ0
――――――――

曜「飲み物、冷蔵庫に入れたよ!」

鞠莉「こっちも終わるわ。これで、っと――ふぅ、完了」

曜「お疲れ様!」

鞠莉「曜もね。この後はどうする?」

曜「夕食は19時からだよね」

鞠莉「ええ。あと1時間ちょっとってところね。先に温泉や、館内を見て回ってもいいけど」

7: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:32:32.48 ID:WEAWIMJ0
曜「んー、このままのんびりしてたいな。他のところに行くとドタバタしちゃうし、温泉はゆったり楽しみたいし。それに――」

鞠莉「それに?」

曜「それに、せっかくの二人きりだし、ね」

鞠莉「!」

曜「えへへっ。お茶淹れるから、ゆっくりしててよ!」

鞠莉「…ふふっ。そうね、少しの間、最高の贅沢を味わうとしましょうか」

8: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:33:12.27 ID:WEAWIMJ0
――――――――

鞠莉「着替えも済んだことだし、そろそろご飯に行きましょう」

曜「うん!」

鞠莉「それにしても…」

曜「~♪」

鞠莉(浴衣にメガネ。なんていうか…)ジー

曜「凄くいいね!」

鞠莉「ふぇっ!?」ドキ

9: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:34:04.92 ID:WEAWIMJ0
曜「凄くいいよね!浴衣って、普段とは違う特別な感じがしてさ!」

鞠莉「あ、ああ…そうね。よく似合ってて可愛いわ」

曜「鞠莉ちゃんも、すっごく可愛い!」

鞠莉「スタイリストの腕が良いからよ」

曜「いやいや、もとが良いからだね!」

鞠莉「まあっ、お上手なことで」クスクス

曜「む、信じてないね?お上手も何も、本気でそう思ってるのにー」

鞠莉「わかってる。こういうやりとりが楽しいの」

11: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:34:41.49 ID:WEAWIMJ0
曜「えへへ、だよね!」

鞠莉「うふふっ。夕食の場所はわかる?」

曜「フロントを抜けた先が会場って書いてあったよ。まぁ、行ってみればわかるよね!」

鞠莉「あ、そうそう。お料理なんだけど、私たちのはお造りを煮魚に変更してもらったから」

曜「!」

12: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:35:28.64 ID:WEAWIMJ0
鞠莉「さすがにハンバーグってわけにはいかなかったけどね」

曜「予約だけじゃなくて、ご飯の内容まで手配してくれてたの?」

鞠莉「曜と過ごす大切な時間ですもの。そのくらいは惜しまないわ」

曜「私のために…その気持ち、すっごい嬉しい!ありがとっ!」

鞠莉「どういたしまして」

曜「えっへへ!」ニコニコ

13: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:36:06.56 ID:WEAWIMJ0
……………………………………

鞠莉「んっ。この煮魚、良いお味」

曜「じー…」

鞠莉「浴衣に着替えて、美味しい和食をいただく…これぞまさしく日本の旅館って感じね」

曜「ふーむ…」

鞠莉「曜、まじまじと見つめてどうかしたの?」

曜「鞠莉ちゃん、お箸の使い方とか食べ方が綺麗だなって」

鞠莉「そう?」

曜「うん。動作のひとつひとつがスマートで無駄がなくて、なんて言うか見とれちゃう」

14: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:37:19.36 ID:WEAWIMJ0
鞠莉「ふふ、初めて言われたわ」

曜「それに比べると、私って…」

鞠莉「お箸の動きが鈍いと思ったら、そんなことを気にしてたのね。曜の食べ方も全然変じゃないよ」

曜「けど、作法とか礼儀とか、よくわからないし…」

鞠莉「確かにそういうのは大事だけど、マナーは食事を楽しむために作られたスタイル。手段であって、目的じゃないわ」

鞠莉「マナーを過剰に気にして食事を楽しめないのは本末転倒だし、せっかくのご馳走も、暗い顔してたら美味しさ半減よ。気になるところがあれば教えるから、ね?」

15: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:37:55.31 ID:WEAWIMJ0
曜「鞠莉ちゃん…そっか、そうだよね!」

鞠莉「そうよ、美味しく楽しく食べるのが一番!」

曜「うんっ!では改めて、いただきます!――んっ、美味しい!」パァァ

鞠莉(やっぱり、曜の笑顔が最高の調味料ね)ニコ

曜「ん、どうかした?」

鞠莉「ううん、とっても楽しいなって」

曜「えっへへ!私も!」

16: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:38:28.26 ID:WEAWIMJ0
……………………………………

食後、再び客室――

曜「あ、お布団が敷いてある!」

鞠莉「食べてる間に、旅館の人がセットしてくれたのね」

曜「寝る準備までしてくれるなんて、まるでお客様みたいだね!」

鞠莉「お客様よ。お布団はふたつ敷いてくれてるけど…ひとつでよかったかもね」

曜「えっ?」

鞠莉「ふふ、なんでもない。ところで曜、お布団の上を転がらなくていいの?」

曜「そんなお子様じゃないよー」

17: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:39:00.36 ID:WEAWIMJ0
鞠莉「じゃあやらないの?」

曜「やる!とうっ!」ゴロゴロ

鞠莉「あらあら」

曜「えへへっ。鞠莉ちゃんもおいでよ!」

鞠莉「邪魔しちゃ悪いから、遠慮しておくわ」

曜「結構楽しいのに。童心に帰れるよ」ゴロゴロ

鞠莉「結局大きなお子様じゃない」クスクス

18: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:39:54.96 ID:WEAWIMJ0
曜「ほいっと、ただいまっ!」

鞠莉「お帰り。食べたばかりなんだし、この後があるんだから程々にね」

曜「わかってるって、温泉が私たちを待ってる!」

鞠莉「そうよ。いい時間だし、準備ができたら早速――」

曜「もうできてるよ!はい、お風呂セット!」

鞠莉「まあ、随分と手際がいいのね」

曜「この旅行のメインだからね!準備は万端であります!」

鞠莉「よろしい。では文字通り、身体中で温泉を楽しみましょう!」

曜「ヨーソローっ!」

19: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:40:47.97 ID:WEAWIMJ0
……………………………………

着替え場――

曜「ここって色んな温泉があるんだって!」

‪鞠莉「楽しみね。あれっ、メガネしたまま入るの?」‬

‪曜「これはお風呂用なんだ。さっきまでしてたのとは別の、ね」‬

‪鞠莉「へえ、そういうのもあるんだ」‬

‪曜「鞠莉ちゃん。入浴するにあたって、私からお願いがあるんだけど」‬

‪鞠莉「なぁに?」‬

‪曜「えっとね。お風呂場では、鞠莉ちゃんにくっついてもいい?」‬

‪鞠莉「えっ…!」ドキ‬

20: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:41:15.18 ID:WEAWIMJ0
曜「ほら、温泉って濡れてて足元が悪いし、湯けむりで視界も悪くなるでしょ?メガネしてるとはいえ、ちょっと怖いんだ」‬

‪鞠莉「ああ…そっか、なるほどね」‬

‪曜「うん。どうかな?」‬

‪鞠莉「そういうことならマリーにお任せ!しっかり曜のこと、エスコートしてあげる」‬

曜「やったっ、ありがと!」ギュ

鞠莉「!」

鞠莉(曜の方から…!)

曜「えへへっ、離しちゃダメだよ。ずっとこのままだからね?」

鞠莉「う、うんっ」ドキドキ

21: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:42:49.96 ID:WEAWIMJ0
――――――――

曜「さてさて、体も洗ったし、まずはどの温泉から入ろっか」

鞠莉「せっかくだし、全ての温泉を堪能したいわね」

曜「おおっ、目指せ全制覇?」

鞠莉「時間はたっぷりあるしね。成り行きに任せながら、のぼせないようにゆったり入りましょう」

曜「了解であります!じゃあ空いてるところから行く感じで…あ、あっちのはどうかな」ギュ

鞠莉「行ってみましょう」ギュ

22: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:43:26.90 ID:WEAWIMJ0
鞠莉「この温泉は美白の湯ね」

曜「名前のとおり、お湯が真っ白だね」

鞠莉「真珠成分を配合、ツヤと潤いのある滑らかお肌に、ですって」

曜「真珠って美白にいいの?」

鞠莉「さあね。書いてあることが正しいか、実際に体感してみましょう」

曜「そうだね!おっとと…」ザブ

鞠莉「お湯で足元が見通せないから気をつけて」ザブ

23: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:47:32.27 ID:WEAWIMJ0
曜「おおー…!」

鞠莉「んーっ…やっぱり温泉は最高ね。香りも良いし、体が芯から温まっていく」

曜「だねー。あっ、お肌がすべすべする!」

鞠莉「早速効き目があったのかも」

曜「えへへ。私も鞠莉ちゃんみたいに綺麗になれるかなぁ」

鞠莉「ふふ、どうかしらね」

曜「よしっ、さっそく頭まで潜って全身で温泉パワーを!」グッ

鞠莉「ちょ!ダメよ、そんなことしちゃ!」

曜「あはは、なんてね!流石にしないよ、迷惑になっちゃうもん」

鞠莉「もう…潜るのは海かプールだけにしておきなさいよ」

曜「はーいっ」

24: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:48:09.66 ID:WEAWIMJ0
――――――――

曜「鞠莉ちゃん鞠莉ちゃん、寝湯だって!しかもジェットバス機能もあるみたい!」

鞠莉「へぇ、いいじゃない。試してみましょうか」

曜「うん!よいしょ、と。へへ、お風呂で寝るって、なんか新鮮!」

鞠莉「準備はいい?スイッチ押すわよ」

ゴポポポポ…

曜「わあっ!」

鞠莉「ん、これはなかなか」

25: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:48:40.49 ID:WEAWIMJ0
曜「吹き出し口がちょっと冷たいけど、気持ちいいね!」

鞠莉「ええ。吹き出る泡が体全体をマッサージしてくれて、いい感じだわ」

曜「ぷかぷかであわあわで、とっても贅沢気分…と言いたいところだけど。泡に勢いがあるから、体が浮いちゃうところが難点だね」

鞠莉「そうね。お湯に仰向けで寝ていると、部分的にも浮いちゃうしね」

曜「鞠莉ちゃん…」

鞠莉「ん?」

曜「ダメだよ、そんなこと言ったら」

鞠莉「へっ?」

26: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:49:38.22 ID:WEAWIMJ0
曜「いつもみたいにからかってるつもりだろうけど、時と場所を考えないと。お客は私たちだけじゃないんだから」

鞠莉「えっ?い、いえ、別にそんなつもりじゃ」

曜「こういうところではもう少し気をつけないとさ。他の人に聞かれたら恥ずかしいし、色々と誤解されるもとだよ」

鞠莉「いや、いやいやいや。誤解してるのは曜の方で」

ゴー…

曜「あ、終了みたい。さ、次のお風呂に行こっ!」

鞠莉「あっ、だから誤解で――って、一人じゃ危ないわよ、お風呂では一緒なんでしょ!?曜っ!」

27: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:50:41.56 ID:WEAWIMJ0
――――――――

ドドドドド…

曜「おおー打たせ湯だ」

鞠莉「なになに…天から流れ落ちるお湯が筋肉のコリをもみほぐし、マッサージ効果が期待できます。だって」

曜「ちょうど二人分空いてるよ。どう?」

鞠莉「なおさら素通りできないわ」

曜「だよね!ではでは――おおっ。見た目よりも水圧が強い」

鞠莉「お湯が収束してるのと、高さがあるからでしょうね」

28: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:51:40.56 ID:WEAWIMJ0
曜「なるほどね。あー、なんかすっごい効きそうな気がする」

鞠莉「どれどれ――んー…」

曜「ふふっ、鞠莉ちゃんも気持ち良さそう」

鞠莉「疲れは、いつだって肩からやって来るからね」

曜「いつもお疲れ様です」

鞠莉「いえいえ」

29: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:55:42.93 ID:WEAWIMJ0
曜「ところでこれ、頭に当てたら頭が良くなるかな?」

鞠莉「んー。そうね、やってみたら?」

曜「うんっ!――うわぶっ!?」ドババババ

鞠莉「ふふっ、そうなると思った」ザバザバ

曜「うー、お湯が脳天を直撃したよ…はずみでメガネもどっか行ったし…」

鞠莉「拾ったわ。滝に打たれて、身も心も一段とリフレッシュできたわね?」クスクス

曜「確かに目は冴えたけど、頭脳明晰には程遠いであります…」

30: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 22:57:29.49 ID:WEAWIMJ0
――――――――

鞠莉「いろんなお風呂を回ったけど、最後を飾るのは」

曜「やっぱり露天風呂だよね!」

鞠莉「ふぅ…熱くなった体に、夜風が気持ちいいわ」

曜「こんなに広いのに、今居るのは私たちだけみたい。これも鞠莉ちゃんのおかげ?」

鞠莉「さすがに温泉を貸し切るなんて欲張りなことはしないわ」

曜「じゃあ、鞠莉ちゃんの日頃の行いが良かったってことで!」

鞠莉「ふふっ。そういうことにしておきましょうか♪」

31: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:02:43.77 ID:WEAWIMJ0
チャプ…

曜「んっ、ちょっと熱めだ」ザブ

鞠莉「屋外だから、冷めないように温度を上げてるのかも…ふぅっ」ザブ

曜「なるほどね――ふぅー、良いお湯…」

鞠莉「独り占めね。温泉も、この素晴らしい景色も、星空に浮かぶお月様さえも、なにもかも」

曜「えへへ、幸せ気分だね」

鞠莉「ええ。夢心地だわ」

32: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:03:34.72 ID:WEAWIMJ0
曜「…ありがとう」

鞠莉「ん?」

曜「お礼が言いたいんだ。今回の旅行のことで」

鞠莉「いきなりどうしたの?」

曜「実は前から憧れてたんだ、温泉旅行」

鞠莉「そうなの?」

曜「うん。二人の時間が欲しかったっていうのもあるけど…それ以上に、ゆっくり休ませてあげられたらって、ずっと思ってて」

鞠莉「私、を?」

33: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:04:20.18 ID:WEAWIMJ0
曜「鞠莉ちゃん、お昼休みとか練習終わった後もお仕事のことが多いし…最近特に忙しそうだったから、心配で…」

鞠莉「あ…」

曜「だから、温泉に行こうって言ってくれたとき、びっくりしたけど、すごく嬉しかった。お仕事から離れて、大好きなお風呂でゆっくりしてもらえるかもって」

曜「結局手続きは全部鞠莉ちゃんにやってもらっちゃったし、スケジュール調整とかで、かえって忙しくさせちゃったかもだけど――」

曜「本当にありがとう。鞠莉ちゃんと一緒に来れて、本当に嬉しいんだ」

鞠莉「…そんな風に思ってくれてたんだ」ギュ

曜「あ…」

34: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:07:33.03 ID:WEAWIMJ0
鞠莉「私もね、実を言うと憧れてたの。温泉の旅に。こういう素敵な時間をずっと過ごしたかったから。曜と、二人きりで」

鞠莉「急だったし、私の思いつきで振り回しちゃったかなって思っていたんだけど…曜の気持ちを聞けて、胸の中に少しだけ残っていたモヤモヤが無くなったわ」

鞠莉「だからね、私もとっても嬉しい。一緒に来れてよかったって心から思ってる」

鞠莉「いつもそばにいてくれてありがとう、曜」

曜「…鞠莉ちゃんっ!」

鞠莉「ふふっ。良いよね、温泉って。こうやって、心と心でつながれるから」

36: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:08:31.66 ID:WEAWIMJ0
曜「えへへ、裸の付き合いってやつだね」スッ

鞠莉「あら、メガネ外しちゃうの?せっかくの景色なのに」

曜「いいんだ、もう大丈夫」

鞠莉「どうして?」

曜「私がいま一番見たい景色は…私の一番近く、目の前にあるから」

鞠莉「!」

曜「へへっ、なーんて。ちょっとカッコつけちゃった――」

鞠莉「――もっと近くで見てみる?」

曜「えっ?」

37: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:09:08.48 ID:WEAWIMJ0
鞠莉「今この場所には、私たちの他に誰もいないわ。見ているのはお月様だけ…だから」

曜「鞠莉ちゃ、んっ――」

鞠莉「ん…」

曜「んんっ…」

鞠莉「――ぷぁっ」

曜「ま、まりちゃん」

鞠莉「ふふっ、お月様だけの内緒だよ?」

38: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:10:18.93 ID:WEAWIMJ0
――――――――

着替え場――

鞠莉「いいお湯だったね」

曜「んー…」ポワポワ

鞠莉「ぽーっとしてるけど大丈夫?のぼせてない?」

鞠莉(つい、あんなことしちゃったし…)

曜「体と心がぽやぽやしてるだけ」エヘヘ

鞠莉(ぽやぽやって言い方かわいい)

39: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:13:56.73 ID:WEAWIMJ0
鞠莉「お風呂上がりは水分補給が大切よ。はい、これ」

曜「ありがとー。…ん、酸っぱい果物の匂いする…なにこれ?」

鞠莉「柑橘類のデトックスウォーターで、水分やビタミン補給に効果あり、ですって」

曜「いただきます…んん、甘さはないけど、さっぱりしてて美味しい」

鞠莉「もう一杯どうぞ」

曜「ありがと!すごいね、これ。ごくごく飲めて、体の中から染み込んでいくみたい」

鞠莉「体が乾いている証拠よ、お風呂ではいっぱい汗をかくから。キレイと健康は体の中からも、ってね」

曜「なるほどね――ふぅ、美味しかった!ひんやりスッキリ気分爽快だよ!」

鞠莉「ふふ、すっかり回復したみたいね」

40: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:14:47.08 ID:WEAWIMJ0
曜「温泉とデトックスウォーター、これで私も温泉卵みたいなツルツル肌に――なってる?」

鞠莉「ふぅむ、確かめてみましょう」むぎゅ

曜「んみゅっ」

鞠莉「ほぅ、これは…」むぎゅむぎゅ

曜「んみゅぅぅ」

鞠莉「よし、柔らかい」パッ

曜「えへへ…ってお肌だよ、お肌。聞きたいのはほっぺたの感触じゃなくてお肌の具合っ!やり直して」

41: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:15:59.18 ID:WEAWIMJ0
鞠莉「しょうがないなあ。じゃあ、もう一度ね」むぎゅむぎゅ

曜「んみゅぅぅぅ」

鞠莉「よし、可愛い」パッ

曜「えへへ…って、だからさー!」

鞠莉「うふふっ。曜のほっぺたも堪能できたことだし、髪を乾かしに行こうかな」

曜「あっ、ずるーい!私にもほっぺた触らせてよー!」

42: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:16:50.04 ID:WEAWIMJ0
……………………………………

客室

曜「…」

パサッ

曜「わっ」

鞠莉「初夏とはいえ、窓際にいたら湯冷めするわよ。ちゃんと一枚余計に羽織らないと」

曜「ありがと、へへっ」

43: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:17:17.28 ID:WEAWIMJ0
鞠莉「なにしてたの?」

曜「外の景色を眺めてたんだ、ほら」

鞠莉「わあ、月明かりが木々を照らして――昼とはまた違った絶景ね」

曜「素敵だよね…っくしゅ!」

鞠莉「あらあら。ほら、もっと寄って」

曜「ん…」ギュ

鞠莉「ふふっ…綺麗ね、本当に」

曜「うん、すごく綺麗」

鞠莉「私じゃなくて、景色を見てよ」

44: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:17:53.99 ID:WEAWIMJ0
曜「あ、バレた?」

鞠莉「バレバレよ、うふふっ」

曜「…じゃあ、もっとよく見ていい?」

鞠莉「へっ?」

曜「もっと近くで見たい、な」グイ

鞠莉「わっ…曜…!?」

45: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:20:28.72 ID:WEAWIMJ0
曜「ん…鞠莉ちゃん、体熱いね。火照ってる」

鞠莉「だ、だって、お風呂上がりだし」

曜「それだけ?」

鞠莉「…意地悪。火照ってるのは曜も、でしょ?」

曜「そりゃあね。今日はずっと、鞠莉ちゃんにドキドキしっぱなしだから」

鞠莉「!」

曜「浴衣姿も、お風呂で髪を結った鞠莉ちゃんも、この上気した肌も…どれもすごく可愛くて…」すんすん

鞠莉「や、んっ」

46: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:21:40.82 ID:WEAWIMJ0
曜「ドキドキするなって方が無理だよ。わかるでしょ?」チュ

鞠莉「んっ」

曜「それでも頑張って抑えてたんだけど…さっきのキスでもうだめ。抑えられなくなっちゃった」

鞠莉「ん、んぅっ…」

曜「鞠莉ちゃん、可愛い。いい匂い…」

鞠莉「やっ、あっ…」

曜「えへへ。お布団はひとつでよかったんでしょ?」

鞠莉「聞こえて、たの…んっ」

曜「言ったはずだよ、ドキドキしてたって」

鞠莉「よ、曜っ…」

47: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:22:27.71 ID:WEAWIMJ0
曜「だから、さ」

曜「もっと熱く――火照っちゃおう?」


その後の二人は、お月様だけが知っている――



終わり

48: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:22:43.55 ID:WEAWIMJ0
全弾撃ち尽くしました。タイトルのとおり、温泉旅行ようまりでした。

↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。

曜「鞠莉ちゃんとマザーズデイ」
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1558094917/

ありがとうございました。

49: 輝きたい名無しさん 2019/05/30(木) 23:48:59.29 ID:aOIIynis

52: 輝きたい名無しさん 2019/05/31(金) 00:01:14.38 ID:vWHGs6pk
やっぱようまり好きだわ

55: 輝きたい名無しさん 2019/05/31(金) 08:42:10.60 ID:q9ONkriZ
おつ
ようまりいいぞ

57: 輝きたい名無しさん 2019/05/31(金) 19:47:56.50 ID:rfWmN0mB
ようまりありがとう

引用元:http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1559222807/










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